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シングルマザーの読書ノート 6月 前編

梅雨入り前にもかかわらず、この暑さ‼ (関西は30度超えです)
読書量も落ち気味ですが、電車の中や就寝前には必ず、本屋の扉を開けるようにしています。
今日は、今月読んだ本3冊を紹介していきます。

①「水たまりで息をする」
           高瀬 隼子著
高瀬さんの作品って、いつもどこか不気味で、不安感が常に漂っているように感じるのですが、この作品も期待どおり、怖い。

ある日突然、風呂に入らなくなった夫を通して、人間の脆さや固執、狂気を描きつつ、最後にゾゾッとさせる結末が待っています。
何が正常で、何が異常なのか…
本当に怖い。

②「ムスコ物語」
          ヤマザキマリ著
ヤマザキさんの作品には、いつも勇気をもらっている。
「かわいい子には旅をさせよ」と昔から言うが、愛情に裏打ちされた放任的子育てが読んでいて痛快‼
親離れ子離れに悩む(私も含め)全ての親御さんにオススメの一冊。

③「発達障害に生まれて」
         松永 正訓 著
第8回 日本医学ジャーナリスト協会賞大賞受賞作
幼児教育のプロである母親が、自閉症の息子を育てた17年間の軌跡を描いたルポルタージュ作品です。

私自身も自閉症を持つ子供を育ててきたので、自分の体験(苦悩や挫折などなど)と重なることが非常に多く、途中何度も涙が溢れて、読むのを中断せざるを得なくなりました。
「普通」とは何か?
「障害」とは何か?
「幸せ」とは何か?
あらためて深く考えさせられる一冊です。

では、今日はこの辺で…。
皆さんも蒸し暑さで体調崩されませんよう、ご自愛下さいね。
また、読んで頂けると嬉しいです。

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