地獄の通学通勤時間
通学通勤時間が長くなると、健康に悪影響があるのはわかっています。
大学時代片道3時間で通っていた体験をもとに、
そのヤバさを解説します。
通学通勤時間が1分長くなると、運動する時間は0.0257分、食事の準備の時間は0.0387分、睡眠時間は0.2205分平均して削られます。
https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=1490117
一日2時間だとすると、それぞれ3分、4.6分、26分削られることになります。
睡眠時間26分削られると、普通に日中の行動の質に関わってくるレベルです。
また、運動する時間と食事の準備の時間はたいしたことないように思えますが、1週間にすると、軽い運動1回分、軽い食事の準備1回分くらいができなくなることになります。
1ヶ月ではそれぞれ4回くらいできないことになり、そこそこの量になります。これは通勤時間によって減っている分ですね。
意外と、食事の準備の時間がなくなるのが良くないんじゃないかと思います。
食事の準備の時間がなくなると、弁当などを買うか、外食になります。
当然味付けは炭水化物と脂肪が多くなり、自分で管理しにくくなります。
研究上で確認された影響はここまでですが、実際の話をしましょう。
僕は大学時代、実際往復6時間で一時通っていましので、これの3倍影響があったという話になります。
食事はほとんどコンビニ飯か外食で、あまりに長い通学時間ゆえ、車内でお菓子を食べていました。
また、ほぼ満員電車だったので、本を読めるか読めないかくらいのスペースしかなく、長時間同じ姿勢になるので、疲労が強かったです。
こうなると、家に帰って軽く運動しようなどという気さえ起こらなくなります。
睡眠もギリギリまで起きて、ギリギリまで寝るという暮らしでした。
起きた直後に満員電車だったので、疲れが取れなかったです。学校に着いた時にはもうへとへとです。
この状況で、週末15分軽い筋トレを行うだけで、かなり疲労が軽減できた経験があります。(授業でそのような研究を教えてもらってやってみました)
通勤時間が長いと、統計上は軽い筋トレすらできなくなってしまうことになり、疲労回復の機会を奪っているとも言えます。
もうここ数年ほどは満員電車に乗ることはほとんどありませんが、たまたま帰宅ラッシュの時間になり、昔と同じ状況になって、毎日続けていたかと思うとゾッとしました。
しかし、僕も経験ありますが、通勤時間は数十分あっても、自転車で通える距離とか、自然の中を通る通勤経路だと、全く逆になります。
軽い運動や、リラックスする効果が通勤で得られるので、かなりスカッとした状態で、仕事を始めることができました。
あと、全く混まない電車で、読書を集中してできるとかも、良いかもしれません。
このようなケースに関しては、通勤のデメリットはむしろないと考えます。
家賃が高いから、遠いところから通勤する人もいますが、家賃が高くても近場の方がいいというのはもうほとんど決着がついています。
金を節約する効果をうわ回ってあまりあると思います。