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私と芸術。

私の人生って結構はちゃめちゃで
勉強は苦手だし、
好きなことだけを選んで生きてきました。

でも最終的に間違ってなかったって話。

母の見つけたアトリエ教室

保育園の頃からお絵描きが大好きだった私

そのまま小学生に、

小学校をよく理解していなかった私は授業中にお絵描き。

母言わく担任からよく注意をされていたとか

そんな私に母が見つけてくれたのがアトリエ教室『ほびっと』

小学2年生から5年間、毎週火曜日に通い続けました。

主に絵を描くよりクラフト系
割箸で家を作ったり、編み物をしたり
キャンドルづくりをしたり
色々な作品を作りました。

そんな中でも思い出深いのがさつまいもを作ること

え、アトリエ教室で?って私でも思いますが
みんなでさつまいもを植えて収穫
落ち葉を集めて焼き芋作り
ついでに焼きミカンもしたり

このアトリエ教室での体験が私にとって温かい思い出、
大好きでした

この思い出があったおかげで今の私ができているとも
それはまた後ほど
話します。

褒められて伸びるタイプです。

正直今でも自分の絵が上手いとか才能があるとは思いません
ただ他の人と違う考え方、想像力が豊かなのはあったかもしれません
AB型だからか
他の人と同じ道を歩むのが苦手だったり
流行りに乗るのが好きじゃなかったり
だからこそ勉強はどうしても苦手でした。
みんなで同じことをする授業
個性も何もないし、自分にとっては退屈な時間

それに比べて図工や美術の授業は他の人とは違う自分を表現できる時間
そんな時間が大好きだったし、小学校から中学校まで美術の授業はオール5でした(高校には美術の授業がありませんでした泣)

学校では唯一褒められるのは美術の授業と数学の授業
今思えば褒められるとその授業が好きになるし、
もっと頑張れと言われるとやる気を失くすし、
きっと私のやる気スイッチは単純なのかも。
だからみんな私を褒めてくれ☺︎


高校は県外の高校へ

中学に入り、アトリエ教室も卒業した私
ここで次に始めたのが乗馬でした
ここで一気に工作から馬に、集中するものが変わりました。

よく思えばきっと私の頭の中は馬のことばかりで、
インドア派だった私がアウトドア派に
体育の授業も好きになれたり
足が速くなったり
食べることが嫌いで細くてチビだった私がよく食べ、動き、
一気に体格が良くなったのもこの時から(笑)

高校への進学は馬術の強い高校へ
親元を離れて他県で寮生活を迷いなく選びました

中学卒業とともに親元を離れる
まだまだ幼かっただろうに

今思えば自分は強かったのか
馬しか頭にない単純脳なのか
乗馬クラブの友達に負けることが悔しいぐらい負けず嫌いだったのか
色々思いはありましたが
いざ寮へお引っ越し、親に「ばいばーい」と手を振っている時の
寂しく、込み上げてくる熱い想いは今でも忘れません。
親元を離れるってこんな感じなんだ、と
知り合いも友達もいないところでの新生活のスタートでした。

そう、そしてこの時にはアトリエとか図工とか
全く眼中に入っていませんでした

頭の中はただ一つ、『馬』


大学進学で思い出す。 モノづくりの楽しさ

高校では農業高校の生活文化科に進学
家庭科の授業に農業をメインに学んでいました
調理実習が多く、調理技能検定の1級を取得したり
被服の授業で服飾の技能検定1級を取得したり
勉強のない分検定に特化した授業ばかりでした

さて、高校も終盤
進学しようか
就職しようか

どうしようか迷っていた私の頭の中にはやはり『馬』のことが一番にありました

まだまだ馬術部でいたい
馬に乗りたい
試合に出たい

その考えからネットで検索したワードが ''福岡 大学 馬術部’’ でした

高校で部活漬けだった私、
青春の一欠片もなかった私は都会が少し羨ましかったり
親にお金の迷惑をかけたくなかったぶん、おばあちゃんのいる福岡一択でした

福岡、大学、馬術部 で検索すると

出てくる結果は

・九州大学

うん、頭良すぎて農業高校から行くとか聞いたことない。
勉強したくない、、、無理。

・福岡大学

ここも頭良すぎて入学なんて無理!


・九州産業大学

ここなら、わんちゃんいけるかも
よし、九州産業大学に受験しよう

こんな簡単な決断でした。
しかも驚きの馬術部があるからという理由で

じゃあどの学科を受験しようか、

動物系ないかな、ないよね

スポーツの学科がある。
ここならアスリートを育てたり、体育の先生になれるんだ、ふむふむ。

あれ、芸術学部とかあるんだ。
楽しそう


芸術学部という文字を見た瞬間、幼い頃の記憶が一気に蘇ってきました。
小学生の頃はあんなにモノづくりが好きだったのに。

なんだかその記憶が懐かしくて
モノづくりの楽しさを思い出したくて
芸術学部の受験を決めました。

大学のオープンキャンパスの日、まさかの大事な馬術の試合と丸かぶり。

後日、母と個人的に大学を訪問
案内して頂けました

この行動が大当たり
推薦枠のない高校でしたが大学から推薦入試の枠を頂け
受験は推薦入試で受験することができました


芸術学部の推薦入試はこんな感じだった。


入試の内容は
・デッサンの実技試験3時間
・面接10分

でした。

正直、高校に美術の授業がなかったし
デッサンなんてしたことのなかった私。
母の一押しで『尾崎真吾さん』に個人のデッサンレッスンをさせていただきました。

そして入試当日、
一人だけ真白で綺麗な画板を持って、
使い方のわからない小道具を持って、

デッサン始めの合図。

頑張るぞ!っと鉛筆を用紙に滑らせた私はギョッとしました。

みんな鉛筆を使って
何かを測ってるんです

こんな感じで、


みんな何してるのーーーー!

と驚きの私
今だと何をしていたのか理解できますが、

当時はちんぷんかんで
場違いに感じました笑

面接は10分間の予定

でも私の面接20分もあったんです

長い!

面接の内容は
どうして芸術学部を選んだのか、
どんな作品が作りたいのか、

ここでどんな作品を作りたいのかという質問に対して
『馬』と答えた私。

そこから面接が一気に対談に変わりました

馬!いつから乗っているの?馬術部!いや〜馬っていいよね、などなど弾丸トーク

馬のどこが好きなの?と聞かれた質問に対して私は

「筋肉!」「お尻!」と答えました笑

いや、他にもあっただろうに

綺麗なフォルムを再現できるのは立体造形だと思い、
立体造形専攻を選びました。
と綺麗にまとめる私

当時の私、なかなか上手いまとめ方した!


いざ芸術学部の立体造形専攻に入学


待ちに待った入学式

約12,000人の通ういわゆるマンモス大学。

驚いたことに私の専攻の新入生はたったの二人だけ、

え、

ふたり?

驚きと不安の大学生活の始まりでした。

それでも二人でよかったのか

先生はよく教えてくれ

授業の時間に美術館に連れて行ってくれたり

カフェでケーキにコーヒーを奢ってくれたり

思い出深い時間を過ごせました。

楽しかったな〜

そんな4年間で私の気付けたことは

木彫と陶芸が好きだということ

大学4年生の時にはこんな作品をつくっていました。

私の作品。



ミニチュアダックスの一輪挿し
猫の一輪挿し
犬のランプ
馬の彫刻

陶芸がこんな感じ、
他にも色々あるのですが

木彫のランプだったり


『極夜』

そして私の卒業制作。

『極夜』

この時からスウェーデンに憧れていた私は
太陽の昇らない国
そして日本のコロナ禍の苦しさを掛け合わせた作品を作りました

卵が世界だとして
光のない、太陽の当たらないところから活き活きと育つ植物。

中身はこんな感じで家とかマンションとか、所々にあるんです。
外見に卵の中身を除いて楽しむ
そんな作品です。

あとは山口県の展覧会に応募するために自力でハイエースを運転したり

この作品がなかなかな大きさで
一苦労するんです。

高さ210cmあります

この時の私の頭金髪だなー、
とか置いといて。

そろそろまとめ、

最終的に。


そう、何が言いたかったかというと
自分の人生に無駄なことをしたことがなかったということ
全く勉強せずに
やりたいことだけをしてきました
しかも
ばらばらな趣味

旅が好きで
作品作りが好きで
調理と被服の技能検定を持っていて
馬が好き。

そんな今までの経験からか、

今ではアトリエとカフェを開きたい

ゲストハウスをして

庭には馬を飼いたい。

そんな今までの経験が詰まった夢がある


中学までは勉強しろと言われ続け、
どうしてこんなにも学力がないんだろうと思い悩む日も
塾に週5で通う日もあったが

結論学力が全てではない。

嫌いならば、無理をするぐらいならば好きなことをとことん貫いたらいい

だって私は現時点人生上手くいっているから

毎日が楽しいから

好きなことして過ごそうじゃないか〜


プラスで

長崎に自然派の学校をつくっている人がいる。

ある生徒が持って帰ってきたテストの用紙

そこには
Q,氷が溶けたら何になるか。

生徒の回答は『春』

この子の考え方はものすごく素敵だと思う。

だけど回答用紙には✔︎がもちろんつく
だってテストの回答は水だから。

でも答えを決めつけるのは良くない。

なんでもかんでも得点をつける学校。
通知表で勝手に人の評価をつける先生

人間十人十色なんだから、採点する意味も他の人と比べる意味が
私には理解できない。

子供の頃から完璧なんて求められても
どんどんロボットみたいになって
大人に支配されちゃうよ。

そう最近は思っちゃう、私でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

金髪な私を添えて、ヘイドー👋



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