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わかりやすい文章の書き方【伝わらない文章からの卒業】
こんな人におすすめ!
「自分の書いた文章がわかりにくくて嫌になる…」
「伝えたいことが伝わらない…」
「発注者から記事をダメ出しされる…」
上記の悩みを解決します。
自分の伝えたいことが伝わらないのは、もどかしいかと思います。
伝えたいことが伝わらないのは、Webライターの悩みのなかでも大きいです。
以下のデータをご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1697459621688-jE6n6uEcPE.png?width=800)
ぼくがクラウドワークスで募集したアンケート結果ですが「文章がわかりにくい」と悩んでいる人も多いです。
本記事では、わかりやすい文章の書き方を詳しく解説しています。
この記事を参考にして練習すれば、面白いほど人に伝わる文章が書けるようになりますよ。
わかりやすい文章を書けるようになりたい人は、ぜひ読んでみてください。
わかりやすい文章の書き方【初級編】
![](https://assets.st-note.com/img/1697459962097-5TcxfwJwCf.png?width=800)
わかりやすい文章を書くための基本中の基本から解説します。
・1行に一回は句読点を使う
・40~60文字を目安に改行する
・語尾の連続は2回までにする
初級者向けなので、知っている人は飛ばしてOKです。
1行に一回は句読点を使う
基本中の基本として、1行に一回は句読点を使います。
たまに句読点を使わない文章を見ますが、普通に読みづらいです。
「嫌われる勇気」で著名な古賀さんも、自身の著作で下記のように述べています。
個人的に言うと、ぼくはたぶん句読点の多い書き手だと思う。
というのも、句読点についてぼくは明確なルールを設けている。
それは、「1行の間に必ず句読点をひとつは入れる」というルールだ。
ベテランライターである古賀さんですら、基本を忠実に守っています。
1行に一回は句読点を使うようにしましょう。
40~60文字を目安に改行する
たまに改行せずに文字でビッシリ埋めつくされた記事を見ますが、これも読みづらいです。
なので、適度に改行しましょう。
目安として、40~60文字で改行するのがおすすめです。
「40~60文字をいちいち確認するのがめんどくさい」というのであれば、句点(。)のたびに改行するのもありです。
少し幼稚っぽい文章になりがちですが、わかりにくい文章よりはマシだと思います。
40~60文字を目安に改行するか、句点のたびに改行するかを試してみてください。
語尾の連続は2回までにする
「語尾の連続は2回まで」というのは、発注者がよくルールとして設けている項目のひとつです。
語尾が3回以上続くと、文章が単調に見えてしまうからです。
例)
語尾の連続は2回までとします。
語尾が連続して続くと、文章が単調に見えてしまいます。
読者を飽きさせないためにも、語尾の連続は2回までとします。
文章が単調に見えますし、ロボットが書いてるような堅さを感じると思います。
語尾が3回連続すると発注者から指摘されやすいので、注意しましょう。
わかりやすい文章の書き方【中級編】
![](https://assets.st-note.com/img/1697459982810-wBGsNOYDGD.png?width=800)
先ほどより難易度が上がります。
・箇条書きを使う
・漢字率を30%程度にする
・冗長な表現は削る
・1文の目安を80文字以内にする
・文章を書き終わったら音読する
ひとつずつ解説していきます。
箇条書きを使う
箇条書きを用いることで、文章はグッと読みやすくなります。
箇条書きを使わないと、以下のように読みにくい文章となります。
例)
わかりにくい文章の特徴は次のとおりです。何がいいたいのかわからない、改行がない、句読点がない、1文が長い、冗長な表現が多い、漢字が多い
読みにくいですよね。
下記のように箇条書きを使うことで、文章は読みやすくなります。
例)
わかりにくい文章の特徴は次のとおりです。
・何がいいたいのかわからない
・改行がない
・句読点がない
・1文が長い
・冗長な表現が多い
・漢字が多い
箇条書きを使って、読者に情報をわかりやすく伝えましょう。
漢字率を30%程度にする
漢字が多すぎると読みにくいので、目安として30%くらいが理想といわれています。
自力で漢字率を調べるのは非効率すぎるので、下記のようなツールを使うことになります。
とはいえ、あくまで目安が30%というだけなので、過剰に意識する必要はありません。
「漢字が多すぎないかな?」と、軽くチェックする程度でも十分だと思います。
冗長な表現は削る
冗長表現が多いと文章はわかりづらくなるので、冗長表現はなるべく削る必要があります。
代表的な冗長表現は下記のとおりです。
・~することができる(「こと」は使いがちなので注意)
・〇〇ということです(「ということ」は不要)
・約1ヵ月ほど前(「約」「ほど」は同じ意味)
上記の冗長表現を直すと、以下のようになります。
・~できる
・〇〇です
・約1ヵ月前
冗長表現を少なくするだけでも、文章はグッと読みやすくなります。
ぜひ冗長表現を減らすよう意識してみてください。
1文の目安を80文字以内にする
わかりやすい文章を書くために、これが1番大事といっても過言ではありません。
文章が読みにくい人の共通点として、1文が長い傾向があるからです。
1文が長いほど、文章の意味を理解するのが大変になります。
そのため、1文の目安を80文字以内にするといいでしょう。
ただし、あくまで目安なので、絶対に80文字以内にしないといけないわけではありません。
あくまで読みやすければ、1文は長くてもいいんです。
80文字以内を目安にして、読者が理解しやすい文章を書きましょう。
文章を書き終わったら音読する
わかりやすい文章を書くために、文章を書き終わったら音読することをおすすめします。
文章を書き終わったあとに音読することで、下記のようなメリットがあるからです。
・誤字脱字を見つけやすい
・論理破綻した文章を見つけやすい
・適切な句読点の場所を見つけやすい
音読するライターは少ないと思いますが、文章の質を上げるために大切です。
音読をしたことがなければ、ぜひ試してみてください。
わかりやすい文章の書き方【上級編】
![](https://assets.st-note.com/img/1697460000003-14OoywR139.png?width=800)
最後に、上級編としてわかりやすい文章の書き方を解説します。
・PREP法で文章を書く
・読点は1文に3回までにする
・1見出し1メッセージにする
・3行に一回は装飾する
・短文と長文を使い分ける
上級編は習得するのに練習が必要です。
練習してわかりやすい文章を書けるようになりましょう。
PREP法で文章を書く
PREP法とは文章構成手法のひとつで、下記の要素で構成されています。
P:結論
R:理由
E:具体例
P:結論
結論から最初に述べ、理由と具体例を説明し、最後に結論で締めます。
Webライティングの代表的な手法のひとつであり、レギュレーションに記載している発注者も少なくありません。
仮にあなたがPREP法を習得していないなら、練習して習得することをおすすめします。
PREP法については以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある人は読んでみてください。
読点は1文に3回までにする
読点は1文に3回までにするといいでしょう。
読点が多すぎると、文章のリズムが悪くなるからです。
一例を見てみましょう。
例)
読点は、文章を読みやすくするために、大切な要素ですが、読点を多くしすぎると、リズムが悪くなるデメリットがあります。
リズムが悪くて読みづらいと思いますし、間の抜けたアホっぽい文章になります。
下記のように読点を減らすと、文章のリズムがよくなります。
例)
読点は文章を読みやすくするために大切な要素ですが、読点を多くしすぎると、リズムが悪くなるデメリットがあります。
文章を読みやすくするために、1文の読点の数を3つまでにしましょう。
1見出し1メッセージにする
伝えたいことは、見出しごとに1つだけ伝えたほうがわかりやすいです。
例えば「おいしいカレーライスを作る手順」という見出しがあったとしましょう。
この場合、伝えるのはカレーライスを作る手順のみです。
カレーライスの作り方を伝える見出しで「カレーの歴史」や「おいしいカレー屋」を伝えたら、読者は混乱します。
![](https://assets.st-note.com/img/1697697282454-FNNHBCFusR.png?width=800)
なので、ほかに伝えたいことがあれば、違う見出しを作って説明するといいでしょう。
3行に一回は装飾する
Web文章における装飾とは、太字やマーカーなどを用いる作業です。
装飾がない文章は読みにくいので、装飾を入れる必要があります。
かといって、装飾が多すぎると要点がわかりづらくなるので、問題があります。
装飾の目安は、3行に一回くらいです。
装飾を使って、読者が要点をパッと見でわかるようにしましょう。
短文と長文を使い分ける
短文と長文を使い分けることで、文章のリズムがよくなるメリットがあります。
長文が多すぎるのは読みづらいとわかるかと思いますが、短文が多すぎるデメリットはピンとこないかもですね。
短文はわかりやすいんですが、あまりに多いと「幼稚な文章」になります。
例)
短文はわかりやすいです。
パッと見で意味を理解できるからです。
わかりやすい文章が好まれます。
短文で文章を書きましょう。
わかりやすいですけど、アホっぽい感じがすると思います。
なので、短文と長文をうまく使い分けることで、知的でわかりやすい文章が書けますよ。
おわりに
初心者Webライター向けに、わかりやすい文章の書き方を解説しました。
級ごとに分けて解説したので、ご自身のレベルに合わせて練習してみてください。
知識を知るだけではわかりやすい文章を書けるようにならないので、練習が必要です。
わかりやすい文章が書けるようになると、自分の伝えたいことを理解してもらえて、楽しいですよ。
この記事の内容を参考にして、ぜひ練習してみてください。
また、文章力をアップするには、添削が一番効果的です。
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