【男性育休】技術開発エンジニアが、半年のシフト制育児でワンオペ対応パパへ!?
日工では、ウェルビーイングの実感・働きがいの向上にむけた
ワークライフバランスの実現のため、現在様々な取り組みが行われています。
このような取り組み強化のもと、
日工における2022年度の育児休業取得率は女性が100%、
男性では33.3%(3人に1人)となっています。
「育児休業」とはーーー
育児休業とは、
1歳未満の子を持つ従業員が取得できる法的に保証された休業制度であり、期間内であれば国から給付金が支援される仕組みになっています。
日工では2025年までに男性の育児休業取得率50%を目標に掲げています。
ここ数年で男性の育児休業取得者が増えてきたとはいえ、
取得を迷っている方や、制度についてよく知らない方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、半年間の育児休業(以下、「育休」)から復帰したばかりの
日工技術社員、K野さんにお話を聞かせていただきました!!
ーー現在のお仕事内容を教えてください
開発1課の所属で、主にAPの熱関係を担当しています。
熱関係というとバーナやドライヤですね。
お客様からの、「このような特殊燃料で燃やせますか?」というお問い合わせをもとに燃料分析や燃焼試験を行ったり、従来の重油と比較したときのメリット・デメリットを分析➡アドバイザリーを行ったりもします。
12人いる開発1課のメンバーと協力しながら、
分析から開発、設計、納入までを一貫して行っています。
ーー育休を取得された時期と期間またその理由を教えてください
育休を取得したのは、2023年の5月~11月の半年間です。
待望の第1子であったので、育休の取得は以前から決めていましたが、その期間について詳細には決めていませんでした。
しかし、
・妻の体調がすぐれなかったこと
・お互いの両親が近くにいなかったこと
・180日(半年)が給付金減額のボーダーラインであったこと
これらの要素をもって、取得期間を半年に決めました。
ーー育休中はどのように過ごしていましたか?
我が家では、「シフト制育児」を導入していました。
妻も私も初めての育児だったので、本などを読んで育児に関する知識を仕入れていたんですが、そこで目に留まったのがシフト制育児でした。
親である私たちが十分な睡眠時間を取って、機嫌よくストレスフリーに育児ができることが一番大切だという考えに共感して採用しました。
24時間を3分割して、8時間は二人で、残りの8時間ずつをどちらか一人で担当するんです。片方が起きて育児をしている間、もう片方はフリー、自分だけの時間です。まあ、もっぱら睡眠に充てていましたね。(笑)
13時~21時は、夫婦での育児の時間です。
片方がお世話をしている間に、食事やお風呂、掃除などを済ませるようにしていました。
5時~13時は、起きてきた赤ちゃんと遊んだり、あやしたり。
21時~5時は、赤ちゃんが寝ている間に洗濯や食器洗いなどをします。
赤ちゃんがほとんど眠っている夜に比べると、お昼の負担が大きくなりがちなので、そこはうまく交代したりしていました。
このシフト制育児のおかげで、私はワンオペ対応パパとなり、すべての育児ができるようになりました☆彡
シフト制育児は、育休が終わる1週間前(生後5か月)ごろまで継続していました。会社復帰前に生活リズムを戻すのに少し苦労しました(笑)
ーー育休中、お仕事のことは気にならなかったですか?
それが、ほっとんど気にならなかったです(笑)
育休取得にあたっては、引継ぎ資料を作成して他のメンバーに自分の持っていたテーマを渡しました。
普段から自分に何かあってもすぐに誰かに引き継げるような資料作りを意識していましたので、スムーズだったかなと思います。
育休中も毎週月曜日の午前中にある進捗会議だけはzoom参加していました。個人的に気になっていたので(笑)
まあ何かあったとしても、
「課長ならなんとかしてくれるだろう」と思えたことが大きいですね(笑)
おかげで、育休中は育児に集中できました。
ーー「半年間の育休取得」、職場の皆さんはどのような反応でしたか?
半年という長期での取得なので、妻の妊娠初期(11月頃)の時点で上司に相談しました。取得にあたっては、なるべく早い段階から相談する方がいいと思います。
私の上司は、「いつでも気にせず取っていいよ~」と、まるで有給申請のようなノリで快諾してくれました(笑)
部署のメンバーも「すごいね」「頑張って~」という感じで声をかけてくれましたね。自分が育休の間の業務を負担してもらうことになるので、そう言ってもらえることはとてもありがたかったです。
ーー復帰されて、どうですか?初日はやはり緊張しましたか?(笑)
やはり少し緊張しました。(笑)
週1日の進捗会議に参加していたこともあって、会社との繋がりは感じていたのですが、「ちゃんと自分の席あるかな」とか思ってました(笑)
復帰してからは、元々担当していて育休前に引き継いだテーマの補助的な役割をしています。
夕方になると、「早く帰って子供をお風呂に入れないと」と思うようになり、ほぼ毎日定時で退勤しています。
お風呂に入れて、一緒に遊んで、寝かしつけるまでが私の仕事です!
育休取得を迷っている人へ
ーー育休を取得した感想を聞かせてください
とってよかったなと思います。1年でもよかったなと。
特に1人目のお子さんの場合、取得を強く推奨します。
生後1年未満の赤ちゃんのお世話って本当に大変なんですよね。
育児をすることで、親となる私たちも教育されたと思います。
赤ちゃんが何を考えているのか、何で泣いているのか。
妻が何で困っているのかがわかるようになりました。
( 仕事で離れる時間が多くなった最近、赤ちゃんの要求がわからなくなってきて、寂しいそうです )
半年の間には、お宮参りや乳児検診、お食い初めなど、たくさんの赤ちゃんイベントがあります。2度と戻ってこないかけがえのない時間ですので、子どもを持つ父親にはその尊さをしっかり堪能していただきたいですね。
おわりに
共働き世帯が増えている昨今、
「産後パパ育休*²」など、男性の育休取得を後押しする制度も増えてきました。
日工でも2025年までに男性育休取得率50%を目指し、
社内での取り組みを強化しています。
インタビュー時、復帰直後だったK野さん。
「もうかわいくて仕方ないんですよ~~」と終始デレデレしていらっしゃいまいした。
K野さんのようなパパがたくさん増えることを願っています😌😌
おまけ
K野さんベイビー
(終)
協力:K野さん夫妻、K野さんベイビー、開発1課K田課長
ライター:PPP