【読書記録】児童書　天国に届け！ホームラン

天国にとどけ! ホームラン: 3.11を乗りこえて、バッティングセンターを作った父子の物語 (創作児童読物)

おすすめ度（小学生）　★★★★☆

小学生向けのノンフィクション。野球大好き小６息子は、野球モノなら確実に読むので借りてみた。

基本的に、子どもたちに読ませる本は私も一読するようにしているんだけど、序盤で泣いてしまった。東日本大震災の津波のシーンだ。ネタバレしてしまうと、表紙に載っているお父さんと息子以外の家族は津波で亡くなってしまう。そりゃ泣きますよ。

野球をする息子の願いでバッティングセンターを建てるべく奮闘する物語。

実際のインタビュー記事を見つけた↓
https://rainbow.nttdocomo.co.jp/tohoku/know/0050.html

低学年の子には序盤がちょっと怖いし、悲しすぎて辛いかもしれないので、中学年以上がいいかな。小２の娘は怖がってました。
ストーリーもいい具合に感動的で、ボリュームもちょうどいい。
普段本を読まない子でも、野球が好きな子におすすめできる。

息子は２０１１年うまれ。東日本大震災を知らない子どもがもうすぐ中学生になる。娘は、「え？能登半島の地震より大変なことがあったの？」と驚いていた。（私けっこう教えてきたつもりなのに…）
こういう作品で、語り継いでいくことも大切だと思う。