【読書記録】自分の「異常性」に気づかない人たち
おすすめ度 ★★★★☆
大学病院の精神科で働いていた著者が、色んなケースを紹介しながら、「異常性に気づく=病識をもつ」ことの難しさを説明していく。構成はシンプルでよくある形なのだけど、予想以上に面白かった。
もちろんメインは、自分の「異常性」に気づかない人たちの症状や治療方法について。実際のケースが元になっているので、読み応えがあり、リアルだ。タイトルから、ものすごくとんでもない人達が紹介されるのかと思いきや、そうでもなく、一つなにかがズレたら自分だって同じかもしれない、