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接客も運転も未経験の大学生だった僕が、タクシー会社に興味を持った理由。

日本交通との出会いっていつだったか。
新卒採用担当の僕は、応募者の学生に会社に入社するきっかけを話すことが時々あります。「仲尾さんが日本交通に入社した理由は?」話せば大体長くなるので短く済ませたいときは「営業所が家から近かったから」とか「給料が良かったから」とか割と嘘でもないけど、非常に簡略的な理由をお話ししたりします。

ただ本当にどんな経緯で日本交通へ入社したかは時間がある時はちゃんとお話しています。そしてこの話は何度か話していることなので、どこかに書き留めておいて「あ、それならnoteに詳しく書いてあるからそっちを見て!」としておけばお互いの時間短縮につながるかなと思い、noteに書いておくことにしました。

逆に「noteを読んで日本交通に興味を持ちました!」という人が現れてくれると嬉しい。そんな効果も期待しつつ、もうちょっとnoteも活用していこうと思います。あ、新卒採用担当のnoteもぜひ読んでみてくださいね。

私は大学2年生の終わり頃から宣伝・PR系の雑誌を出版社でアルバイトを始めました。もともと映像系のゼミに所属していて、その知り合いのつながりで始めたアルバイトです。いろいろな企業の情報も入ってくるのでは?という考えもあり表参道にあるお洒落なオフィスで大学卒業時まで編集長のアシスタント業をしていました。


アシスタント業は編集長のお使いや、企業からくるプレスリリースFAX&郵便物の整理、取材テープの文字起こし、雑誌で紹介する書籍の献本依頼など雑務が主な業務です。日本交通という企業名を知ったのは、編集長が取材してきたインタビューの録音音声でした。2014年の秋、当時僕は大学2年生でした。

インタビューでは日本交通が2013年10月に公開した「恋するフォーチュンクッキー」のダンス動画をアップした所、210万回再生を記録し、企業のPRに大きく貢献したというような内容でした。制作費用は50万円程度だったが、メディア取材などもあり、2000万円〜3000万円程度のPR効果があったと話されていて、自分も映像系で広告の講義を履修していたからその凄さはすぐに理解していました。

かけた費用の40倍以上の効果をもたらしたことや、肝心の映像のクオリティも高く、何より出演している社長もタクシー乗務員さんも全員楽しそう・・・。社長はノリノリで踊っているのですが、中には恥ずかしそうに一生懸命に踊っている方もいて、全体的に「いい社風ってこういうことを言うんだろうな」と感心してました。

実際の映像がこちら。

この動画、個人的にツボなのが1:30部分の赤羽営業所の乗務員さん全員で踊るパート。一番左下の方だけが逆に踊ってしまっているテイクを使っているのが、逆にいい味を出していると思いませんか?

そんなこんなで、たまたまアルバイト先の取材テープの文字起こしをしている時に、強烈なインパクトを僕の中に残した日本交通。インタビューに答えていた広報担当の人と、この動画を企画した人の会社を語る声がとにかく楽しそうに会社や仕事内容について話しているのが印象的でした。このダンス動画を企画した人は、別に日本交通の企画担当の人でもなく、どちらかと言うとエンジニア職の裏方側の人間です。東京大学で宇宙航空学を学び、フランス語を操る帰国子女というハイパースペックというのは後から知ったことだったのですが、当時の僕は企画職でもないのに企画ってやってもいいんだ!という甘々な考えで興味を持っていました。

とはいえ20代の若い世代が、80年以上も歴史のある老舗タクシー会社でアイドルグループの楽曲でダンスを踊る企画を通し、本人もノリノリで踊っている姿を見て、硬そうな社名なのに若い世代がチャレンジできるなんて「斬新な会社だなあ」と言う印象を残していました。

とはいえ、それが入社の決め手になったかと言うと別にそう言うわけではありませんでした。その時点での僕の中での日本交通は「数ある企業の中でもちょっとPRが面白くて若手の挑戦にも柔軟な老舗のタクシー会社」という立ち位置で「新卒一年目で入社するべき会社」とまでにはなっていませんでした。

ではなぜ仲尾がそう思うようになったのか?
需要があれば、またの機会にお話しできればと思います。
え?続くのかな?需要があれば、続きます。

ではまた次回、お会いしましょう。

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