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記事の読み方を変えたら、仕事のスピードにも変化が!(ななみさん・読みこなしコミュニティ参加者体験談)

昨年1,000名以上の読者が参加した日経電子版のオンラインコミュニティ「日経iThink!」。参加者の一人、ななみさんにお話を伺いました。

日経iThink!とは:20-30代日経読者向けのオンラインコミュニティ。経済ニュースを読むことへの苦手意識を払拭したい方や、日経電子版での情報収集を仕事に活かしたい若手社会人などが対象。日経記者による書き方講座や電子版活用法セミナー、参加者同士の交流会などに参加することができる。2022年春に1~3期を実施した。 2023年春は少しリニューアルし、5週間のプログラムでアウトプットの習慣づけを目指します。4期生の応募受付は3月27日まで!

ななみさんプロフィール/日経iThink!2期に参加。ロンドンに拠点を置く外資系シンクタンクにアナリストとして勤務。気候変動政策を中心とした分野のリサーチやレポート執筆を担当している。就職前には、青年海外協力隊としてアフリカに1年間滞在した経験も。


わかる記事だけ拾い読み、から脱却したかった。

ー 日経電子版を読み始めたきっかけは。

就職活動がきっかけで読み始めました。当初は、金融や経済ニュースのような縁遠いと感じる記事は次々飛ばして、興味の沸く記事だけを拾い読みして読んでいました。今考えるとちょっと勿体ない読み方ですね。

記事を深く理解したいと思ったのは、内定先の情報交換用チャットにあったニュースをシェアするチャンネルの存在が大きかったです。例えばオイルガスや石油、ESG投資など業務に関連する日経記事のリンクが先輩から日々シェアされるので、無料会員で読める本数分はすぐ読み終わってしまって。「これは本腰を入れて読み込まないとマズイ!」と思い、有料購読を始めました。

ー 読者コミュニティ「日経iThink!」に応募した理由は。

人から紹介された記事は面白く読めるのですが、そうでない記事は難しそうでなかなか興味を抱けない。日経iThink!に参加することでそんな苦手意識を克服したかったんです。記事の内容が自分の中に落ちてくるようにできたらいいなと思っていました。

日経iThink!に入れば、普段関わる機会の少ない異業種の同世代の方から刺激が得られそうなところも魅力的でした。

毎朝30分。時間を決めてアウトプット。

ー 日経iThink!参加期間中はどんな風に過ごされていましたか。
 
朝、コワーキングスペースに到着してからの30分間をニュースチェックの時間にあてました。時間内で気になる記事を見つけ、専用ワークスペースにアウトプットすることを目標にしていました。

ー アウトプットをする上で大変だと感じた部分はありましたか。

「今日はどの記事を要約しようか、あれもこれも面白そう」と迷っていると、あっという間に時間が過ぎてしまうんです。要約することを前提においているので記事を読むだけでも負荷が高くて、最初はやっぱり大変でした。でもそれが活字を読むトレーニングになっていて、続けるうちに「ここはこうやって読めば良いのか」と自分なりの切り口を見つけられるようになりました。

他の参加者がアウトプットするとチャンネルに新着マークがつくんですよね。その通知が何件か届くと「みんなすごいな、私も今日1個アウトプットしてみようかな」という気持ちになってくる。オンラインの匿名コミュニティとはいえ、仲間がいると継続が楽しくなりますね

ー 日経iThink!参加期間中で特に印象に残っている出来事は。

Think!」のエキスパートも担当されている日経の編集委員が、投稿した私のアウトプットにお返事をつけてくれたことです。普段記事を書いている方に、自分のアウトプットに対する感想をいただけたなんてとテンションが上がりました!

負荷をなくしたら、一気に読めるように。

ー 投稿を継続することで感じた変化はありましたか。

日経iThink!期間中はアウトプットをするためのインプット、負荷のかかった読み方を意識的に行っていたので、アウトプットを前提としない普段の読み方に戻ったら一気に楽になりました! 活字を読むことに対する抵抗感がなくなったと感じます。興味がある分野の記事に目が行きやすいことは変わらないのですが、読む記事の幅は確実に広がりましたね。

ー 業務に役に立ったことはありますか。

かなりあります。新聞記事から得た情報を活用することが多い仕事なので、インプットのスピードが上がったことで、業務スピード改善に直結しました。

とはいえ社外の方とお話しする際に「まだまだ自分は知識不足だな」と感じることもあります。しかし、記事の見出しだけでも目を通していたことで「そういう話題もあったな」と思い出して話せることも増えてきました。もし読んでいなかったら、この場にいても何の話題か分からなかったであろうことを想像すると「よかった!」と思います。そこからさらに知識を広げるきっかけにもなっていますね。

※日経iThink!参加当時のニックネームを使用しています。
※インタビューの内容は、2023年1月現在の情報です。

日経iThink!の詳細はこちらのURLから。https://s.nikkei.com/3Jju2dP