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基礎知識ゼロ、エネルギー問題を勉強中の私による私のための解説 ~分からないをなくそう!①~

 はじめまして!日経ピーアールの営業アイナです。
この記事では、「エネルギー問題」の基礎について書いていきます。

 「エネルギー問題」って、私のような20代をはじめとする若い世代の方々がどれくらい興味を持っているんですかね?正直、私も興味関心は全くありません(でした)。仕事です。ただ、関心を持てたきっかけがあり、今この記事を書いています。

 それは、2021年8月20日(金)に開催した【日経産業新聞フォーラム 「脱炭素社会への挑戦」脱炭素時代を生き抜く環境経営~変える企業意識 変えるエネルギーの使い方~】に自分のお客様が講演されたのがきっかけです。何も知らないでお客様と接するのは失礼だなと思い、調べていくと、難しい呪文のような単語や言葉があり、良く分からないな~というのが正直なところでした。でも、調べてみてどうして必要とされているのか等、世の中について少し分かりました。きっかけは仕事ですし、今も完璧に「エネルギー問題」について説明できるわけでもありません。ただ、私のように一から「エネルギー問題」について調べる人が、なんとなく概要は掴めた!や、少しでも知識が増えた!とこの記事を読んだ後に感じていただけると嬉しいです。詳細までは必要はないけど、大枠を知りたい方、難しい言葉が多く、苦手意識のある方、調べなきゃいけない状況に立たされている方々のお役立てができれば幸いです。

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~そもそもエネルギー問題とは?~

 なんでエネルギー問題が時事問題として取り上げられるのか。そもそもエネルギー問題とは何かをまず、解説していきます。

 日常生活や社会活動を維持していくために欠かせないのがエネルギーです。エネルギー源として使われる石油・石炭・液化天然ガス(LNG)などの化石燃料は、CO2排出により大気中の濃度の上昇を引き起こし、近年、深刻な問題となっている気候変動による豪雨や台風を引き起こしています。つまり、私たちが生活する上で欠かせないエネルギーが「地球温暖化」の要因となっているのです。「地球温暖化」を抑制、食い止めるために「エネルギー問題」を考える必要があります。

 また、上記に関して立証した人物がいます。それは今年ノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎氏です。真鍋氏は、地球全体の気候をコンピューター上で再現して予測する数値モデルを開発し、大気中の二酸化炭素濃度が気候に与える影響を初めて明らかにしました。

 一から「エネルギー問題」について調べている方も要所要所知っている単語があったかと思います。私も小学生の頃から「地球温暖化」に関しては授業で学んでいたこと、ここ数年地球温暖化による気候変動を非常に感じていることを思い出しました。産業革命によって、私たちの生活は非常に便利になりましたが、私たちが暮らしている環境が破壊されているのをリアルタイムで見るのは心が苦しいですし、何より環境を破壊しているのは人間なのか、、と感じました。少し「地球温暖化」や「エネルギー問題」についての背景が見えてくるだけで、今起こっている問題への見え方が変わりました。だからこそ、少しでも事実を知るということが大切だと改めて感じました。

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~エネルギーの種類~

 前述でいくつかエネルギー資源の種類を挙げましたが、ここでは詳細を解説しようと思います。
まず、エネルギー資源の種類は「化石エネルギー」と「非化石エネルギー」の2種類に分類できます。
◆化石エネルギー
① 石炭
② 原油
③ 天然ガス
④ 液化天然ガス(LNG)

◆非化石エネルギー(再生可能エネルギー)
⑤ 風力
⑥ 太陽光
⑦ 原子力
⑧ 水力
⑨ 地熱
⑩ 太陽熱
⑪ 大気中の熱、その他の自然界に存在する熱
⑫ バイオマス(動植物に由来する有機物)

 上記の分類を見てもらうと分かると思いますが、温室効果ガスを排出する化石エネルギーを使わないに越したことはないですね。なので、非化石エネルギーを利用していこうという動きが世界各国で起こっています。

~再エネとカーボンニュートラルについて~

 非化石エネルギーは「再生可能エネルギー」(再エネ)とも言います。
大きな特徴は
① 枯渇しない
② どこにでも存在する
③ CO2を排出しにくい(増加)させない
です。
このような特徴がある再生可能エネルギーは、温室効果ガスを排出しにくいことから、脱炭素化が既に世界的に注目され、様々な取り組みの中で扱われています。

 ここで、よく耳にする取り組みを挙げるので、一度読んでいただいて、記憶の一部にしてもらえればと思います。

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【主な取り組み】

① パリ協定
∟2015年12月にパリ協定が採択された。
∟概要は「パリ協定は炭素社会との決別宣言」といったところです。
② カーボンニュートラル
∟「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と菅元内閣総理大臣が表明。

 脱炭素社会の実現に向けて、世界が取組を進めており、様々な目標を掲げています。
上記2つ以外にも、世界各国では様々な取り組みをしていますし、上記2つの詳細が気になる方は是非お調べください!

 ここまで「再生可能エネルギー」が非常に期待されている点を挙げてきましたが、課題もあります。

【課題点】

① エネルギー密度が低いため、大きな設備が必要
② 天候など自然状況に左右され不安定であり、需要に合わせて発電できない
③ 発電コストが割高

が、挙げられます

 上記のような課題もあるかもしれませんが、自然環境を活かした再生可能エネルギーは、社会を維持し発展させていくために非常に重要だと思います。主力電源となるよう、世界ではもう取り組み始めているので、日本も取り組みが定着するよう期待しています。

最後に

 ここまで、エネルギー問題の基礎の表面部分をお伝えしてきましたが、これだけでも意識は変わるのではないかな?と思います。知らないよりは少しだけでも知っている人の方が、地球に対しても良い行動ができると思うので、次の記事も読んでもらえると嬉しいです。
長くなりましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました~!

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