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Bellydancer Safinah's EYE. 003〜ニケラのこと、ベリーダンス界のタブーほか

こんにちは、サフィナです。第2回からしばらくぶりの投稿になりました。楽しみにしてくださっていた方々、大変お待たせいたしました。お変わりございませんでしょうか。第3回は、我らニケラベリーダンスカンパニーの活動内容(無料)と、ベリーダンス界のタブー&観客のマナーほか(有料)についてお話しさせていただきます。

山形に拠点を移してから、2025年で20周年の節目を迎える我らニケラベリーダンスカンパニーは、現在、山形県庄内地方(鶴岡市、酒田市)、同山形市、東京を主な拠点に活動を行っています。加えて、サークル形式での教室も運営していて、さまざまなニーズに応える形で展開しています。

「ベリーダンスをはじめる目的は多様化しています。日頃のボディトリートメントとして、ストレス解消、ダイエット、舞台で踊ってみたい、またはプロダンサー志望まで。お一人一人の目的にあわせた授業内容とレベルにそったクラス設定で、ベリーダンスライフをサポートしています」

ニケラベリーダンスカンパニーオフィシャルサイトより抜粋

ロータリークラブなどの会合やモンテディオ山形公式戦でのパフォーマンス、「酒田まつり」や「つるおか酒まつり(現:庄内酒まつり)」といった大きなお祭りから、小さな町のお祭りでのステージなどにも積極的に参加して、喜ばれてきました。併せて、舞台でソロを務められるダンサーをも育成していますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいね。

レッスン生の受付(見学無料、体験教室あり)はもちろん、出演のご依頼についても、下記の公式サイトまたはインスタのメッセージよりお問い合わせください。

さて、ここでニケラベリーダンスカンパニーのこれまでの歴史をご紹介します。

第2回の記事でお話しした通り、ベリーダンス界の第一人者・海老原美代子先生の下を巣立ち、プロのベリーダンサーとしてのスタートを切った若かりし頃の私・サフィナは、何が何でもベリーダンスでやっていくと腹をくくって飛び込み営業をしました。私をよく知っている方々には、意外に思われるかもしれませんね(笑)。

東京都内のカルチャースクール(池袋サンシャインカルチャー、銀座よみうりカルチャー)に、直談判。当時はベリーダンス人口がほぼないに等しかったので、スクールの方々からも「おもしろーい!」と喜ばれて、トントン拍子にスクール開講が決まっていった感覚です。はじめはアルバイトをしながら週1回のレッスン講師。2回、3回と増えて毎日できるようになったときは、本当にうれしかったです。超初心者の生徒さん10人くらいからのスタートでしたが、同時に責任も感じました。

いずれは山形に戻りたいと考えていましたので、東京に住みながらでも山形のNHKカルチャースクールに営業に伺って、月に1回の頻度で山形を訪れる生活をしばらく続けていました。山形でベリーダンスを広めたかったんです。こんなに楽しいからきっとみんなハマるのではと思っていました。せっかく女性に生まれたのだから、女性でうれしいという気持ち、踊りで癒やされてハッピーな時間を過ごしてほしいという、草の根活動ですね。そう、女性はみんな綺麗だから・・・。

山形(庄内地方)でのベリーダンスのステージ活動は、とある1軒のお店をお借りしての1人舞台から。女性の観客が30~40人も集まってくださって、女性はやはりベリーダンスの世界が好きなんだなと、改めて確信しました。

庄内でのステージ出演としては、希望ホール小ホール(酒田市)の「Gypsy Caravan」が、複数人による出演での最初になりました。まだこの頃は庄内でのベリーダンサー人口がわずかだったこともあり、東京から10人のダンサーを引き連れての出演でした。

併せて、師匠である一朱さんの演出の下、プロットがある物語形式の演目をベリーダンスで作り上げていく活動も始めていました。こういった試みは、ベリーダンス界では初めてのことだったと思います。小さい会場で踊るのが普通というか一般的なベリーダンスを、私と一朱さんとで「舞台で見れるベリーダンス」へと大改造していくことを試みました。

その活動の第一弾の会場は、東京都代々木。森の中の旅人がさまよって、右に行くか左に行くかの選択に迫られるというストーリーの、「オベロンの誓い」というタイトルの舞台でした。その後庄内でも「Gypsy Caravan」や「Alexandria Eye」「Red Peacock」といった、一朱さんの手がけた音楽を使った、物語形式だったり前衛的な演出だったりにチャレンジ。特に希望ホール大ホールで行ったAlexandria Eyeでは、ダンスのジャンルの垣根を超えた、さまざまなゲストダンサーとも共演を果たすなど、スケールの大きな舞台を作り上げることもできました。一朱さんとのシリーズはOriental Odyssey series(オリエンタルオデッセイシリーズ)という名前で展開し、思い出深い作品群となりました。

その頃の出演メンバーが、今もアドバンスクラスのレッスン生として私と一緒に切磋琢磨してくれていますが、舞台準備の際に一朱さんが説いた「出演ダンサーの君たちはこれから、何度も舞台に立つ機会があると思っているだろう。でも観客の中には、この舞台が人生最期の舞台鑑賞だという人がいるかもしれない。それを分かった上で君たちは踊るんだ」というメッセージを、常に心に抱いていると言います。このような舞台を創造する機会に恵まれたことは、私にとってもかけがえのない財産になっています。

ニケラベリーダンスカンパニー活動記録

 ※( )内は会場

  • 2006年12月 Oath of Oberonオベロンの誓い(代々木ムジカーザ/東京都渋谷区)

  • 2007年 Safinah リサイタル(マグノリア/山形県鶴岡市)

  • 2008年4月[2days] Gypsy Caravan(希望ホール小ホール/山形県酒田市、山形市さくら/山形県山形市)

  • 2009年5月 Legend of pharaoh(庄内町文化創造館響ホール大ホール/山形県庄内町)

  • 2010年11月 Turan to Luxor(庄内町文化創造館響ホール大ホール/山形県庄内町)

  • 2012年11月 Gypsy Caravan3~Oath of Oberon(希望ホール小ホール/山形県酒田市)

  • 2013年6月 Alexandria Eye(希望ホール大ホール/山形県酒田市)

  • 2014年11月[2days] Red Peacock(希望ホール小ホール/山形県酒田市)

  • 2015年10月 二ケラベリーダンスカンパニー発表会 2015(庄内町文化創造館響ホール大ホール/山形県庄内町)

  • 2016年11月 二ケラベリーダンスカンパニー発表会 2016(山形シベールアリーナ:現 東ソーアリーナ/山形県山形市)

  • 2018年12月 二ケラベリーダンスカンパニー発表会 2018(鶴岡市中央公民館/山形県鶴岡市)

  • 2019年9月 二ケラベリーダンスカンパニー発表会 2019(庄内町文化創造館響ホール大ホール/山形県庄内町)

  • 2021年11月 二ケラベリーダンスカンパニー発表会 2021(Falaj Space/山形県鶴岡市)

  • 2023年7月 二ケラベリーダンスカンパニー発表会 2023(山形市市民会館小ホール/山形県山形市)

第3回の無料記事はここでおしまいです。第4回は、サフィナが考える美とは、私の夢(無料)、ベリーダンスの発祥(有料)についてご紹介させていただきます。


幻想的なステージに胸を躍らせましょう。
一緒にステージに立ってみませんか? 次はあなたの番♪

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