仲人の仕事　お見合いの条件

まずはプロフィール写真、それは男女一緒です。
女性なら次に年収。分かる気もしますが、１０００万円以上と言い切る人は少なくありません。何ともまあ、とあきれる声が聞こえそうですが現実です。

望むのは自由ですが果たして相手がその女性を選ぶかは神のみぞ知る。
またそれだけで幸福になれるのかはわかりません。

結婚生活にお金は大切です。いくらかっこよくて親切でも毎月食べるのが精いっぱいだと先が思いやられます。が、その人が家庭を持ってそれなりの収入を得るようなパートナーになる可能性もあります。
いくら現在高収入でも先のことは分かりません。

近隣の人がいいという女性は多いですがそれもなかなかお見合いにたどり着くまで、自力では見つけられない確率の低さは否めません。が、この収入に関してはさらに雲の上を歩くようなものでそれを第一条件に挙げるのはとても危険だと思います。

将来の生活の安定は誰にもわかりません。そのために相手を探すというのもちょっと危なっかしいように感じるのは私だけでしょうか？

交際4か月目のアラフォー女性の悩みは相手があまりにも淡々として何を考えているかわからない。結婚を前提の交際なのに具体的な話がいまだ出なくて、お断りしたものかどうか悩んでいると言います。

いろいろ話を聞くと「悪い人ではなさそうですが、物足りない。好みの顔でもないし、趣味もあまり合わないみたいで話がかみ合わない。」とこぼしました。

それならばなぜお断りしないのかと聞くと「条件的に申し分がないし収入面でも安心！」と悩める気持ちを吐露してくれました。

あ～一番糸口が探せないケースかもしれません。
恋愛から始まっていなくてもやっぱり少しはドキドキとときめきたい女心とそれとは裏腹にしっかり現実を見るとここらで手を打つべきかと思う難儀なお年頃です。

決めるのは本人、イチローさんが結婚はギャンブルと同じと言ってましたが、あながち間違いでもなさそうです。

彼女の母親はやはりお相手の条件を気に入って乗り気なようです。「おとうさんとは結婚したら嫌なところばかりで何度別れようと思ったかわからないけれどあなたたちが生まれて今はこれで良かったと思うよ。好きだけでは幸福になれないと思う。」と言ったそうです。そんなことを母親から聞かされたのは初めてだそうです。

「お見合いで父を信じて結婚した母の勇気を見直しました。」
母親とは今まで折り合いが悪くうまくいっていなかったようですが、ちょっと思いが変わったようです。

早く答えを出したいなら,あなたから「そろそろいろんなこと話しましょうか？」と聞くのも一つと伝えました。収入以外のことも大切です。

ご縁があればいい方向に進むものです。
二時間ほど話して「早速次に会う日を決めます。待つばかりではなくてこちらからも知りたいこと聞いてみます！」と言う答えを出してくれました。
答えはフィフティフィフティ．次の連絡を楽しみに待つことにします。
婚活も人生修行の一つのように今回 感じました。

今日もいい日にしましょう！