見出し画像

捨てるということ

見栄、虚栄心。執着や不安は自分の周りに見つけることが出来ます。
例えば捨てられない気持ちはクローゼットの中にも潜んでいます。

自分の身丈に合わない洋服、装飾品、車はその時「エイや!」と思えば手に入ります。一時それで周りから注目をされたとしても背伸びした分すぐについていけなくなってなんでこんな高いものを買ってしまったのだろうと後悔する人もいるでしょう。捨てられないのは関西人では「元を取るまでは」となりますがその時の自分を正当化したいのかもしれません。

それを自分の背中を押してくれるアイテムとして使ったなら自信が付いたとなって少なからず効果あり!と言えるかもしれません。自分を良く見せたいという見栄の部分が多く占めているとうまくはいかないものです。

何着もの靴、洋服やバックでおしゃれに見せようとしてもセンスは一日にして成らず。おしゃれな人ほどクローゼットの中は驚くほどモノが少ないそうです。モノに頼って自分を失っていると本物にはなれません。それはただの虚栄心でしかないのかもしれません。。

捨てられないということで言えば大切な思い出を吸い込んだモノたちをということです。
戻れるならあの時に帰りたいという願望が強いとその気持ちがモノに詰め込まれてなかなか捨てられません。20歳代が最高だったという友達はすべてにおいて今の老いた自分を認められず当時の思い出話の中に住んでるみたいに少し後ろ向きな生き方です。執着とは何も気持ちの中にあるのではなく身の回りのもので現れるようです。

それが捨てられないという行動となり、どんどん物が増えていくのは未来への不安があるからかもしれません。「何時かはない!」と言いきることは少々乱暴ですが今までの経験からそうである可能性の方が多そうです。

反対に両親たちの青春時代、物のない時代の考え方。晩年になっても「これ要りますか?」と思うようなものが大事そうにしまわれていました。それは実際に何もなかったからのことで心の問題ではなさそうです。平和な時代であっても不安な気持ちがどこかにあった証拠かもしれません。

私がいる位置。過去と未来どちらでもない今を生きている。もしくは
生きているのかはちょっと周りを見渡せば見えてくるかもしれません。

その自分といかに向き合えるか、付き合えるかがこれからの課題かもしれません。等身大の自分が一番と思えるような今!にしたいものです。
今日もいい日にしましょう!






この記事が参加している募集

#スキしてみて

525,537件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?