昭和の食卓
ようやく暑い夏が去っていよいよ食欲の秋!と言っても年中それな私ですが、もうたくさんは要りません。美味しいものを程よく!と言う年代になりました。
来週は焼肉食べ放題飲み放題の女子会?がありますが、それに向かい打つ丈夫な胃はいまだ健在でしょうか?
女性の大食いはみっともないとは昭和時代の話。今やギャル曽根みたいに活躍している大食いタレントも人気で、最初は大食い選手権とか、がつがつ食べるさまを見るのはあまり好きではなく食べ物を粗末にしているとも思っていました。しかし彼女をテレビで観ていると最後まできれいに食べて残すことはなく、出された料理に愛情さえ感じているように見えてそのお行儀の良さが好きになりました。
反対に若い人の中にはダイエット中なのか、あまり食に興味がないのかだらだらとたべて、食べ残す、その後もだらしなく食べ散らかしていてきれいなお顔やおしゃれをしているのにがっかりすることがあります。そこには品というものは見当たりません。
元気にわいわいと食べる飲み会も好きですが、ゆっくり落ち着いて食べるのも。どちらにしてもそこに作り手への感謝が見て取れたなら「いいなあ~」と。
我が家は全員大きめにいただきますとごちそうさまを言います。それは教えたわけでもなく、小さなころから祖父母が、両親が手を合わせている姿を見てきたからです。なのでどんな場所でもするものですから一緒にいる友達に笑われたりします。子供みたい!って。
箸の持ち方もこちらは何度も父から特訓を受けました。同じように子供たちも父親から、そして孫たちに教えている娘がすっかり母親の顔になっています。
食事は楽しくあるべきですが、そこでも親から受け継ぐことがあります。
残さず、きれいに食べるのは当たり前の事。生産してくださった方への感謝です。
お米は親から農家の方の苦労をよく聞かされました。一粒も残さずに食べることはエチケット。
野菜なら皮も大事な栄養源。捨てるところは最小限に。
当時卵はまだ贅沢品で、よく父は入院中の知り合いのお見舞いに箱の中にもみ殻で守られた茶色の卵を持って行きました。滋養のあるものと言えば卵でした。
だんだんと食卓にも卵が登場してたまごかけご飯は大好き!「よく噛まないと消化に悪いよ。」とも言われました。
そんな毎日の食事は贅沢なものはありませんでしたが、季節の旬のものを頂くことが贅沢でした。
今は何でも手に入る世の中ですが、今も食べ物は大切に!の精神は大切にしたいものです。
今日もいい日にしましょう!
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