たまには一人お酒もいいもんだ
最近はみんなと食事することも少なくなってなかなかお酒を飲む機会がありません。先日忘年会もかねて久しぶりに4人でご飯となり、「まずは生!」いい年?して全員が真っすぐ手を上げます。
食べる量が少なくなってお酒もそんなに飲めなくなりました。
ビールの次からそれぞれ注文が変わってきます。
もう一度生ビール、酎ハイ、焼酎水割り、日本酒、何度かおかわりがあって、なぜか最後は梅酒。可愛いもんです。
お酒のある食事をみんなとすることが楽しいような…。
若い時のように誰かがつぶれることもなく、少々陽気になったり、笑ったりとまずはいいお酒です。
私にも何度かお酒の失敗談ありまして、帰りはその時のことを思い出して苦笑いしました。
恒例の北海道にスキー旅行。夕方札幌について、一番近くは藻岩山。
札幌市の南区にあってナイターのあるスキー場で最初の夜は必ずここから始まります。まあ軽く足慣らし!と上級者は言いますがパウダースノーは誰しも上級者にしてくれます。
二時間ほど滑ってあとは美味しい食事とみんなテンションが上がります。どちらかと言うとお酒でつぶれたことが無いという自信がありました。
その時はいつもよりお酒の量が知らぬ間に増えて、あえなく二日酔いになってしまいました。頭はガンガン、気持ちは悪いし、一日中一人、ホテルで休むという最悪の事態になりました。
せっかくの札幌国際スキー場で広大なゲレンデを楽しもうと思っていたのにあっけなく…。情けないやら、恥ずかしいやら。
それが最大の失敗です。そんなの序の口と言われそうですが、若い私にとってはそう頻繁に来れるところではなく、悔やんでも悔やみきれない札幌の旅でした。しかし暇つぶしのインベーダーゲームにははまりました。単純なのにおもしろい「これがはやりの…。」です。
二つ目は主人と新婚当時、久々の二人での外出となり、自分ではさほどと思っていましたが、結構酔っぱらって家に着くなり玄関で倒れ込んで寝てしまいました。その体たらくを義母に見つけられ、翌朝、お叱りを受けました。
どちらかと言うと介抱する側が圧倒的に多かったのにその二ツは私の中のお酒での黒歴史です。
今夜はあまりにも寒くて父が毎晩飲んでいたマッカランの水割りをなめました。体の中から温まるような、当時は分からなかったウイスキーの良さが久しぶりによみがえってきました。
一度だけ、父と元町の小さなバーに行った時、父はこのウイスキーにチェイサーを頼んでストレートでゆっくり飲みました。
これが大人の飲み方と教えられたのも遠い昔です。
久しぶりに今度のお墓参りには、たばこと小分けにしたウイスキーを持っていくことにします。忘れず母には大好きなユーハイムのバームクーヘンも。
師走の夜はしんしんと冷えていきます。
そろそろ暮れからの娘一家の襲来に備えて、かたずけやら、献立、いろんな準備が始まります。
ニケは相変わらずストーブの真ん前でスースーと寝息を立てています。彼女にとっても覚悟のいる孫たちとのお正月になりそうです。
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