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仮想空間の世界が回り出した時の物質の価値とは。

⁡一度に視界に入る素材の種類を増やすと光の反射角が変わって影がざらつきます。

そのざらつきが欲しかったのでカーテン無しで行きませんか?
と施主に相談しましたが「ありえない」とぶっ飛ばされました。

目の前道路ならそりゃそうですよねって思いながら
じゃあレースだけでどうか?とさらに食い下がりましたが
ちゃんとブラインド作りたいとのことでしぶしぶ。

通販サイトのimusbyさんのカーテン超安くてカーテンレール含めで4.5万くらいだったと思います。

レースカーテンと一級遮光のカーテンのライトグレー色。

カーテン長さも150mm長めに取って床にだらっとさせるのが好きなんですが施主NGでしぶしぶFLから10mm空き。

床材はリノリウムですが本当はマーモリウム使いたかったけどちょっと高かったのでやめました。

最近天素興味あるんですよね。SDGS大好き。

結局激安のサンゲツのPM20164になりました。

デザインのインクルージョンと呼ばれる異素材同色相の手法でモルタルアートとの関係が超インクルージョンなのは気に入ってます。⁡

ボールサイズのクッションは僕からのプレゼントでknotさんのやつです。よく見るやつ。





図面書く時CADや3Dのソフトウェア使うので
その反動か知らないですけど質量のある物とか手触り感のあるものに対して欲が深くなってきてます。

無駄に凹凸してたりざらざらしてたりみたいなものが特に。

質量に対しての憧れは経年変化で様変わりしていくのを感じてる美しさへの憧れとも似てて
朽ちてくのを感じるみたいな時間を物理現象に置き換えるみたいなセッティングが好みです。

そういう侘び寂び論を掲げていると自然素材信仰だと思われがちなんですが
ビニールとか金属とかの人工物もかなり好きで
壁紙とか塩化ビニル床材とかも好きなわけです。

よく勘違いされがちなんですが
皮膚が接触しなくなって100年も経てば無機物でも朽ちていくわけです。

ある意味では物質は全て自然に還るわけで。

コンクリートが朽ちてく様
ビニール壁紙が剥がれていく様
塩化ビニル床材が割れていく様とか超美しいです。

和歌山の友ヶ島とか超フィジックスで好きです。

VRとかARとかMRとか仮想空間上に別の宇宙が生まれたりマルチバース的世界線になっていくと考えた時質量の価値が高くなる様な気もしてます。

重力って素晴らしい。

「質量のないものは忘れ質量のあるものは朽ちる」

質量のないデジタルなものが忘れられていく様も非常に侘びてて好きです。

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