コーチングの考えを取り入れるともっと保育が楽しくなる話
保育にコーチングの視点を取り入れることは子どもたち、保育士にとって、大変メリットがあり、かつ有効的です。より質の高い保育を目指す方も、いわゆる「不適切保育」が気になる方も、コーチングについて、知ってみませんか?
保育にコーチングを取り入れると、次のようないいことがありますよ♪
♥感情的に言葉を発する必要がなくなるので、子ども本来の個性をとらえた保育ができるようになる。
♥子どもたちの自己肯定感や自信が満たされることで、子どもたちの気持ちの安定につながる。
♥コーチングのスキルを子どもだけでなく、保護者、保育士同士の信頼関係の構築にとっても有効。
今回は島根保育塾代表うちさんのオンラインサークルVIREVAにて、『コーチングの考えを取り入れるともっと保育が楽しくなる話』という題目で研修をさせていただくことになりました。
コーチングとは何か、コーチングを保育の現場で取り入れるとどのようなメリットがあるのか解説します。
今回はコーチングの3つの基本スキルをもとに皆さんと一緒にロールプレイをしながら進めていきたいと思います。
保育現場にコーチングを活用することで、子ども達、保育士がもっと笑顔で元気になる未来を一緒に考えていきましょう!
1.自己紹介・コーチングに出会ったきっかけ
はじめまして。虹猫といいます。
保育士30年、二人の息子のオカンです。
30年保育や子育てをしているといろんな場面でモヤモヤすることがたくさんありました。
入職初年度では、1年間粘土でカブトムシを卵から成虫になるまでを作り続けた子に、「こんなときどんな声かけをすればいいんだろう。」と悩みました。
毎日噛みつきや強力タックルする子から他児を守るためだけに終わる日々。通園バス当番から帰ると他クラスの保育士が暴れる子どもを押さえつけているのを見て、「こんなの保育って言えるのかな?」と保育に自信が持てなくなり、夢にまで見てうなされることもありました。
また、ほかの保育士の不適切な保育を目にし、「自分だったらどうしたらよかったんだろう」と自分自身に問いかけ、相手に伝えられない自分を不甲斐なく感じていました。
自分自身の子育てでは、ワンオペ育児にイライラして子どもに八つ当たりしてしまい、落ち込むこともありました。「なぜなぜ」王子で負けず嫌い長男に、まったりのんびり次男。あまりにも違う個性、同じように子育てしても全く違う反応に翻弄されまくり、疲れっぱなしの毎日でした。
そんな時に出会ったのが『コーチング』。
初めはなんだか怪しいもののように思えて警戒していた私ですが(笑)、実際にコーチングのスキルを活かした保育や子育てをすると子どもの癇癪が減って、自分の気持ちを伝えてくれるようになり、子どもも私自身も笑顔で過ごすことが増えてきました。(早く出会えばよかったと思う、2児のオカンでした。)
私にとってコーチングは子どもの姿や自分の価値観を見直し、保育・子育ての楽しさを再発見するきっかけとなりました。
2.コーチングって何だろう?
みなさんが考える「コーチング」のイメージはどんなものですか?
私の第一印象は「怪しい」「めちゃくちゃ前向きな人たちばかりがやっていてちょっと怖い…」でした。
最近は「コーチング」というネーミングをよく目に耳にする機会も増え、学校現場では、指導方法にコーチングを取り入れるような先生も増えてきています。実は、以前から学校で行われていた指導方法と比較するとコーチングとは何かということがよくわかります。
3.ティーチングとコーチングの違い
さて、「コーチング」と比較される言葉として「ティーチング」という言葉があります。
2枚の写真には、教師と子どもが写っています。
この写真を見てどのような印象を持ちましたか?
上の写真が「ティーチング」、下の写真が「コーチング」を表しています。
かんたんに言うと、ティーチングとは「教える」こと、コーチングは「引き出す」ことです。
研修では、保育の具体的な事例(朝の会の是非、喧嘩の場面、遊びのルールなど)で、ティーチング的な働きかけ、コーチング的な働きかけについて考えられるようにしています。
4.コーチングの3つのスキル
コーチングでは「傾聴」「質問」「承認」の3つが基本のスキルとなります。上記の具体例を題材にこの3つのスキルについて考えていきましょう。
① 保育の中での「聞く」と「聴く」そして「訊く」
その時の状況によって「きく」は違います。
保育場面ではどんな状況で「きく」があるのでしょう。
②自分で考えて気づける子どもに
子どもたちは自分で考え気づくためには保育士側の気づきを引き出す質問力が重要になってきます。
③承認って何?
子どもを褒めるはよく聞きますが、実は子どもにとって、より必要なのは「承認」だったりします。
でも実は承認って意外と声かけが難しいのです。
では承認っていったい何なのでしょうか?研修の中で答えを一緒に見つけていきましょう。
5.最後に
研修の概要
研修名:『コーチングの考えを取り入れるともっと保育が楽しくなる話』
期日:6月14日(金)
時間:21:30~22:30
コーチングは何かという基本的なところをしり、保育での例(朝の会の、喧嘩の場面、遊びのルールなど)を挙げながら一緒にコーチング的な働きかけを学ぶ研修です。
この研修に参加するとこんな良いことがあります。
♥感情的に言葉を発する必要がなくなるので、子ども本来の個性をとらえた保育ができるようになる。
♥子どもたちの自己肯定感や自信が満たされることで、子どもたちの気持ちの安定につながる。
♥コーチングのスキルを子どもだけでなく、保護者、保育士同士の信頼関係の構築にとっても有効。
参加方法
この先の有料部分を読むとZOOMのリンクが張ってあります。
当日、ZOOMのリンクから研修にご参加ください。
ここから先は
¥ 1,000
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?