何のために創作するか考えてみよう
みなさんは何のために小説を書いていますか?
苦労して創作する理由は何でしょう?
いろいろな理由があると思いますが、年初ですし、改めて確認してみるのも悪くないと思います。
今回は「何のために創作するか」という話です。
理由を考えてみよう
肩の力を抜いて、なぜ自分が小説を書いているのか、その理由を考えてみましょう。
最初は思い浮かんだ理由を片っ端から書いていくといいです。
理由には、たとえばこんなものがあるでしょう。↓
小説が好きだから
誰かを楽しませたいから
褒められたり、認められたいから
お金を儲けたいから
小説を書けるとかっこいいから
作家になりたいから
誰かを見返したいから
自分の才能を活かしたいから
社会を変えたいから
主張したいことがあるから
自分にもできそうだから
簡単そうだから
暇だから
ところで、みなさんの中には、
「たくさんの理由があるなんておかしい!」
「『創作が好きだから』以外の理由はない!」
「純粋な思いは1つしかないはず!」
と考えた人もいると思います。
私も「好き以外の理由があっていいのかな?」「そもそも自分は本当に創作が好きなんだろうか?」と悩んでいた時期があります。
「100%好きじゃなくても書いていいんだろうか?」
これはナイーブな人が陥りがちな悩みかもしれませんね。
結論から言うと、100%好きじゃなくても何の問題もありません。
理由は1つじゃなくていい
創作する理由を考えたとき、おそらく誰しも「好きだから」という理由が入ると思います。
好きでなければ、わざわざ苦しい思いをして書いたりしません。
ですが、「理由は1つだけのはず」「好き100%でなければならない」と考えると、創作は途端に苦しいものになります。
純粋な思いは素晴らしいですが、その思いにこだわると息苦しくなるのですね。
場合によっては、「自分は100%好きじゃないから、創作する資格がない……」などと考えてしまうこともあるでしょう。
そこまで自分を追い詰めなくていいです。
もっと力を抜きましょう。
創作する理由が「好きだから」以外でも構いません。
たくさんの理由があるのが普通なのです。
複数の理由を考えるときのコツがあります。
理由を割合にわけてみましょう。
理由を割合にわけてみる
創作する理由を1つに絞る必要はありません。
理由を素直に書き出してみると、少なくとも3〜5個くらいは出てくるものです。
出てきた理由を割合にわけてみると、自分の状態がはっきりします。
たとえば、現在、私が小説を書いている理由はこうです。↓
創作が好きだから
自分に合っているから
お金のため
これを割合で分けるとこんな感じでしょう。↓
創作が好きだから :50%
自分に合っているから:30%
お金のため :20%
50%も好きなことを仕事にできているのは、とても幸運なことですね。
ところで、理由も割合も不変なものではありません。
そのときの状況によって、いくらでも変わります。
たとえば、私が作家志望者だったときは、極端に言うとこうでした。↓
まったく余裕がない状態ですね。
好きなどと言っている場合ではありませんでした。
私は退路を断っていましたので、作家になる以外に道がなかったのです。
このように、理由を複数出して割合を考えてみると、自分の状態がはっきりします。
みなさんはどうでしょうか?
年初にあたり、ちょっと考えてみるといいですね。
同じことを何度も言いますが、純粋に100%創作が好きじゃなくても大丈夫です。
好きが少しでもあれば(あるいは別の原動力があれば)、創作を続けることができるでしょう。
今回のまとめ
「何のために創作するか」という話でした。
たまには創作する理由を確認してみる
理由はたくさんあっていい
100%好きじゃなくても創作していい
理由を割合にわけると状態がはっきりする
理由も割合も状況によって変化する
100%好きだけで書いている人も中にはいるかもしれません。
自分はまったくそうではないので、そういう人に憧れる部分もありますね。
それではまたべあー。
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