新人賞に受賞したら準備すること(1)
崖っぷち作家のニジマルカです。
最近ではネット小説から書籍化する人が多いと思いますが、自分は新人賞受賞組です。
受賞すると初めてのことがいろいろ起こりますので、事前に何をしておいたらいいか知っておくと安心です。
また、作家志望者の方は目標のイメージを鮮明にするためにも、受賞後のことをわかっておくといいです。
ゴールのイメージが明確になればなるほど、到達できる可能性が高まります。
それでは進めていきましょう。
受賞したら起こること
まず、受賞から初めての作品を出版するまでの行程をまとめておきます。
だいたいこんな感じで進むと思います。↓
0.受賞前
1.受賞の連絡
2.担当さんとの顔合わせ
3.授賞式
4.改稿作業
5.(イラストありなら)イラストレーターさんの選定
6.タイトル決定、(必要なら)あらすじ作業
7.契約書の確認
8.原稿や表紙の最終確認
9.(頼まれたら)SS執筆
10.発売前告知
11.発売
もちろん出版社ごとに違いはあると思いますが、それほど大きな差はないと思います。
それぞれの行程で何が起こり、何を準備しておくといいか見ていきましょう。
0.受賞前
当たり前ですが、受賞前は特にすることはありません。
最終選考に残った段階で連絡が来る賞もあるかもしれませんが、それはかなり大きな賞だと思います。
選考の結果はだいたいネットに掲載されるので、最終選考に残っているかどうか確認しておきましょう。
【準備しておくこと】
・最終選考に残っているかの確認
・心の準備
1.受賞の連絡
受賞すると電話で連絡が来ます。
時間帯は夕方でしたが、あちらの通常業務がだいたい片付いてからになるのだと思います。
(私は最終選考に残っていることを知らなかったので、突然の連絡に驚きました。驚きたくなければ選考結果は確認しておいた方がいいです)
その時点で担当編集者は決まっているらしく、その方から連絡がありました。
担当編集者は普通は1人でしょうが、2人体制のところもあるそうです。
電話連絡と選考結果のネット掲載のタイミングは、おそらく電話連絡が先だと思います(確認はしていませんが)。
執筆者本人かどうか、盗作や剽窃をしていないかなどの確認があります。
ネットに原稿を載せているかどうかも確認されたと思います。
【準備しておくこと】
・メールアドレス(本人確認などに使うようです)
・盗作や剽窃をしていないか
・ネットに上げているかどうか
2.担当さんとの顔合わせ
これは出版社で違うと思いますが、事前に担当さんと顔合わせがありました。
これから一緒に仕事をすることになるわけですから、おそらく人となりを見る意味もあるのでしょう。
顔合わせのあとは打ち合わせになると思います。
ですので、ノートや筆記用具は必要です。
【準備しておくこと】
・最低限の身だしなみ
・名刺(あれば)
・原稿(あちらが持ってくると思うけど、こちらで準備しておいてもいい)
・ノート、筆記用具
3.授賞式
近日中に授賞式の案内が届きます。
授賞式では同期受賞の作家とも会えますし、先輩作家さんや有名作家さん、イラストレーターさんとも会えます。
交通費、食事、宿泊費などは出版社持ちです。
授賞式を終えてから、受賞パーティという形になると思います。
服装は、受賞者はスーツが多いです。
参加者はラフな格好の方もいますが、多少はきれいな格好をしておいた方がいいと思います。
挨拶することが多いので、名刺はぜひ用意しておきましょう。
ペンネームとメールアドレスだけでも大丈夫です。
名刺がないと挨拶しにくいので、十分な枚数を用意した方がいいです。
住所を入れる場合は本名も入れておく(「本名方」のような形式で)必要があるかもしれません。
また、同期受賞の作家は仲間ですから、必ず交流を深めておきましょう。
連絡先の交換やグループチャットなどを設定するのもいいですね。
作家業の苦しさは作家同士でないと理解できません。
ですので、互いに支えあえるよう、同期とは絶対に仲良くなった方がいいです。
受賞後も密に連絡を取り合い、定期的に意見交換などの場を設けるといいでしょう。
授賞式が終わって家に戻ったら、名刺をもらった人にはお礼のメールをしておきます。
やらなくても特に問題があるわけではありませんが、やっておいて悪いことでもありません。
【準備しておくこと・やるべきこと】
・最低限の身だしなみ
(受賞者はスーツが多い)
・名刺
(ペンネームとアドレスだけでもいい)
・先輩作家さん、有名作家さん、編集者さんへの挨拶
・同期作家との交流
(できれば定期的に交流できる機会を設ける。月1でチャットするなど)
・会場で会った人にお礼のメールを送る
今回のまとめ
「新人賞に受賞したら準備すること」1回目でした。
1.受賞したら起こることを知っておくと安心
2.選考結果は確認しておく
3.どんな場面でも最低限の身だしなみと常識的な言動は必要
4.授賞式では同期作家との交流を深める
5.先輩作家さんや有名作家さんにも挨拶しておくといい
次回は「新人賞に受賞したら準備すること」2回目です。↓
それではまたくまー。
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