5月14日/私たちの反感も共感も宇宙とともに発達している
"私たちの体験は、宇宙と結びついており、
私たちの活動は宇宙の中で続けられるのですが、
宇宙そのものもまた、
絶えず共感と反感による働きを
私たちと共に行なっています。
私たちが自分を考察すると、
人間というものが宇宙的共感と宇宙的反感との
所産なのだ、と思えてきます。
私たちが反感を発達させれば、
宇宙もまた反感を発達させ、
私たちが共感を発達させれば、
宇宙もまた私たちと共に共感を発達させるのです。
さて、私たちの身体は、
頭部系、胸部系および肢体系の三つに
はっきりと分節化されています。
しかしここでぜひ考えていただきたいのは、
この三つに分節化された身体区分は
簡単に批判の対象になってしまうということです。
なぜなら今日の意味で身体組織を考える人は、
個々の部分を並列的に考えようとするからです。
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今日の人は区別し、
そこにはっきりした区画線を弾きたがります。
しかし現実的に考えれば、このような線を引くのは不可能です。"
<<教育の基礎としての一般人間学>>
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