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4月17日/努力しないと手に入らない感覚器官がある

"物体のなかでで目と耳が知覚器官として、
つまり物質的な現象をとらえる感覚として発達するのと同じように、
人間は自分自身のなかに、
魂の世界と霊の世界をとらえるための
知覚器官を形成することができます。

耳と目をもたない存在にとって、
物質の世界は「暗く、沈黙している」のと同じように、
高次の感覚を備えていない人にとっては、
魂の世界と霊の世界は「暗く、沈黙しています」。

もちろん人間は、物質的な感覚とはいくらか異なった形で、
このような高次の感覚と関わりあうことになります。

通常の場合は、恵み深い母なる自然な作用を通して
物質的な感覚が人間のなかで完全に形成されます。

物質的な感覚は、人間が手を貸さなくても生じますが、
高次の感覚器官を発達させるためには、
人間は自分自身で努力しなくてはなりません。"

              <<神智学>>


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