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"これまでさまざまな機会に述べてきたように、
思考、感情、意志という三つの
魂的能力はただ並列的に論じられるべきものではありません。

生きた魂の働きの中では、
常に一方が他方へ移行しています。

まずこの観点から意志を眺めてみましょう。

皆さんが表象活動、つまり認識活動を行っていなければ、
意志することも不可能です。

表面的にでも意志に意識を集中してみてください。

そうすれば意識行為の中には
常に何らかの仕方で表象の働きが
潜んでいることを発見なさるでしょう。

意識の中に表象の働きがなかったとすれば、
皆さんは人間であるとさえ言えなくなってしまいます。

意思の行為に表象活動を浸透させていないのですから、
その意志はすべて暗い本能になってしまいます。"

           <<教育の基礎としての一般人間学>>


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