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ルヴァンカップ優勝【コトバビタミン】第110回

クラブ発足当時から応援しているアビスパ福岡が遂に初タイトルを手にした。

大袈裟かもしれないが、生きているうちに起こると思っていなかったことだ。
私は高校時代からスタジアムに足を運んでいるが、「福岡にこのチームがあることで、相手チームの有名選手を生で見せてくれてありがとう」という感覚が大きかったように思う。

もちろん応援しているから、タイトルを獲ることを願っているのだか、昔からを知るサポーターはクラブが存続していることやたまに得られる一勝に幸福感を感じていたのではないだろうか。

しかしここ数年、そうではない状況を見せてくれていた。
リーグ戦の一桁順位やカップ戦での上位進出である。

毎週末のリーグ戦を見ていても、負けると思って見ていない。
勝つつもりで見ている。これまでなかなか味わうことのなかった感覚である。

思い返せば、ソフトバンクホークス(当時はダイエーホークス)も福岡に来てすぐは、全く勝てずにファンから卵を投げられたりもしていた。
しかし、近年は常勝チームとしてファンや世の中に認知されている。最近はちょっと苦戦しているけれども…。


今回決勝を戦った浦和レッズもJリーグ発足当時、最下位常連のチームだった。しかし、今では多くのタイトルを獲り、アジアでも強豪チームとして認知されている。



このようにスポーツチームが成長を遂げていく過程には様々な要素があるが、表に見える部分から考えると、そのチームの監督や社長の手腕が大きく影響しているように思う。


アーチェリーで例えると(なんで?)、色んな要素の矢が同じ的を目指して放たれている状況により、これまでにない結果を生み出すのではないだろうか。

その要素とは、

・チームの経営方針
・信頼できる指導者やリーダーの存在
・長年チームを支えてきたベテランの存在
・若手に経験を積ませる機会を与えること
・関わる人々がチームの勝利のためにできることを考え行動すること
・立場の枠を超えて必要な情報を伝え合い、受け入れること
・周囲から応援されるような取り組み



これはスポーツのチームだけでなく、おそらく色んな集団にも当てはまることである。
企業などの経営に関してもこの要素の方向性の共有や個々の意識は成長に大きく左右するであろう。


ただただ言いたかったのは、少し失礼だが、

「思いがけない喜びをありがとう!」

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