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子宮内膜症の治療体験記③〜副作用や痛みとの闘いから気付かされた存在〜

黄体ホルモン剤のジェノゲストの服薬開始後、自分の体はどうなっていくのか、女性としての人生どうなるのか等の不安を誰にも話せず、ひたすら副作用と闘っていた。
個人差はあるとは思うが、不正出血と体温上昇があった。不正出血はいつ起こるかわからないため精神的にもイライラした。体温については、元々の平熱が36℃あるかないかで低かったが、常に36.8℃の体になった。不正出血がいつ始まりいつ終わるのかわからない、体温が高くなり常にポカポカして倦怠感があり、とにかく誰か話を聴いてほしくこの辛さに気づいてほしいという思いだった。

でも、自ら話して発信しないと気づいてもらえないのが当然、説明しないとわからないのが当然。子宮内膜症になるまで私も理解できず知らなかったように、自ら説明していないのに周りがわかるわけがない。頭ではわかっていても、説明する余裕なんてなかった。

そんな時にある存在に救われた。それは、家族として共に暮らしていた親子犬2匹。言葉は通じなくても、痛みで辛いとそばに寄ってきた。イライラしていてもそばに寄り添ってくれていた。この子たちのために前を向いて闘っていかなければと思った。私には守るべき存在があるから、ここでくたばるわけにはいかないという思いだった。

さらに、定期的なカウンセリングが精神的支えにもなった。カウンセラーさんが女性で月経痛の辛さを経験している方だったため、話しやすく伝わりやすかった。

犬の存在やカウセリング活用も大きな支えではあったが、やなり身近な人間に理解してほしいという気持ちは変わらなかった。彼や親に病名は言えても相談はできず平気なふりをするしかなかった。
今思えば、自治体の心の相談電話等を活用するのも一つだったかもしれないと思う。当時は相談場所を検索する余裕すらなかった。

先生いわく、腹痛や骨盤痛・腰痛は鎮痛剤を活用するしかない、ジェノゲストが効けば鎮痛剤の使用率も下がるとのことだったので期待した。ちなみに鎮痛剤はロキソニンを活用していた。

しかし、ジェノゲストの服薬開始から3ヶ月経っても鎮痛剤の使用率は下がらないまま、痛みと闘い続け、以前から決まっていた彼が住んでいる場所への引っ越しの準備をしていた。彼はお母さんのがん再発で手一杯だった。

鎮痛剤使用率が下がらないままどうなったのか、また投稿します。

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