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自分のこと(1)

自分とは....





そう考えたことありますか?
自分は何者?
私ってどんな人間?
何をやりたいのか。
どんな気持ちで生きてきたのか。






私は、自分が何者なのか、分からなくなっていた。






この苦しみや生きづらさは何?
私だけそう思いながら生きてるの?







6年程前に『うつ病』と診断された。
(そう書いてはいるが、自分では初めて受診したのが何年前か、分からなくなっていた。先生がこの間、たまたま口にしたのだ。)
私は、私が分からなくなってた。







今まで、何が楽しくて、どんなことが好きで、どんなことで喜んで、どんなことが楽しかったのか。







心療内科に行ったのは、当時の夫のことの相談が目的だった。
夫は何かが、おかしい。
漠然と思っていた。
そこから、ネットで色々と調べまくり、本を読み漁った。







先生は言った。
『奥さまのお話だけですし、ご本人とお会い出来ていないので、はっきりとは言えませんが、ご主人は人格障害か、もしくは統合失調症の可能性があると思われます。』







本当は、もちろん本人に行って欲しかった。
お願いしたが、もちろん拒否。
怒鳴られた。
『うっせー!俺様がおかしい?なんで、俺がそんなとこに行かなきゃいけないんだ!てめぇが行け!』
私は、もうその時おかしくなっていた。
正確には、もっと前からおかしくなっていたと、今だから思える。







あまりの苦しさに、いっそのこと訳が分からなくなるくらい、気が狂ってしまえばいいのにと思っていた。






先生の言葉に『やっぱりか...』と思った。
頭の中で、なにかが爆発した。





元夫は、私が本やネットで調べた結果『自己愛性人格障害。妄想性人格障害。そして、統合失調症。』が当てはまっていたから。






でも、先生は私の状態を心配してくれた。
『にじいろさんは、我慢強い方ですね。』







その言葉に涙が溢れた。
止まらないくらいに診察室で嗚咽していた。
『そっか。私、我慢していたんだ。』
そんなことすら、分からなくなっていた。
それを、理解してくれた先生。






そこで私は『うつ病』と診断され、薬を処方された。
その頃の私は眠れない。
食べられない。
動けない。
人と話したくない。
人と会いたくない。
無気力で死んだような人間になっていた。






それでも、この苦しさを少しでも理解して欲しくて。
『夫が何かおかしい。』その解明をしたくて。
それを知るためだけに、動けない身体を動かして心療内科へ行ったのだ。










*続きは(2)に書きますね。
読んでくださってありがとうございますm(_ _)m