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LGBT について知ろう~初級編~大事なコトバ「性自認」と「性指向」

LGBTとは


LGBTとはセクシュアルマイノリティ(性的少数派)を表現するために
特定の頭文字をとったものです。

L (レズビアン)    女性同性愛者
G (ゲイ)       男性同性愛者
B (バイセクシャル)  両性愛者
T (トランスジェンダー)生まれと時の性から違う性に
             超境(トランス)した/しようと思っている人

現在はLGBTQ+LGBTsなど
より多様性を意識する言葉で表現されることも増えてきました。
セクシャルマイノリティ=LGBT がすべてではないことを覚えておきましょう。みんな違ってみんないいですね!


LGBTを理解するには

性自認、性指向という2つの言葉を理解する必要があります。

性指向:魅力を感じる性別
性自認:その人が自分自身の性別をどう思っているかに関する、
    ある程度持続的な自己意識(アイデンティティ)のこと 

この図を見ながら考えてみましょう!

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     出典:石田仁、はじめて学ぶLGBT基礎からトレンドまで

例えば、性自認と性指向に着目すると
 性自認が男で、性指向が女の場合  =異性愛男性
 性自認が男で、性指向も男の場合  =ゲイ

また、性自認出生時の性に着目すると
 性自認が女で出生時の性も女の場合  =シス女性
 性自認が女で出生時の性が男の場合  =トランス女性(MtF)

このように分けられます。
LGBTでいう L・G・B は性指向での捉え方、T は性自認や出生時の性での捉え方であることが言えます。
わかりやすく図で示しましたが、必ずしもこの中の枠組みに全員が当てはまることはなく、すべてにおいて濃淡(グラデーション)があるという考え方がとても重要になってきます。

LGBTの人数

では、日本にはどれくらいセクシュアルマイノリティの人がいるのか見てみましょう。

LGBT総合研究所では2019年
全国 20~69 歳の個人 42 万 8,036 名(有効回答者数 34 万 7,816 名)を対象に実施したスクリーニング調査の結果、LGBT・性的少数者に該当する人は約 10.0%と判明しました。
電通ダイバーシティ・ラボが行った「LGBT調査2018」では
全国20~59歳の個人60,000名を対象に、LGBTを含む性的少数者=セクシュアル・マイノリティ(以下「LGBT」層)に関する広範な調査を行い、
LGBT層に該当する人は8.9%、約11人に1人となり、
日本にいる左利きの人の割合とほぼ同じになります。

という調査結果を報告しています。
また、電通での調査結果は2015年には 7.6%という調査報告もあり
数年前に比べLGBT当事者の数は徐々に増えてきていることがわかります。

その理由として、昔に比べ社会にセクシャルマイノリティであることが理解されやすくなったからなのかもしれません。

しかし、現在も偏見や差別からLGBT当事者であることを言えずに
生活している人がいるということも確かです。

「出会ったことがない」「自分の周りにはいない」と思っている方もいると思いますが、言えないだけで
みなさんの身近なところに当事者がいるかもしれません。

この記事を読んでくれているということは、
当事者だったり何かのきっかけでLGBTに興味を持ってくれたからだと思っています。もっと世の中のセクシュアルマイノリティで悩んでいる人たちが自分らしく過ごせる社会になるように普段から出来ることはあります。


LGBTの象徴 「レインボーフラッグ」

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もしかしたら、皆さんの中にレインボーの旗を掲げている人や、お店をみたことがあるかもしれません。


なぜなら、このレインボーは世界中で性の多様性を表すシンボルとして使われているからです。
虹はいくつもの鮮やかな色を含んでいながら、それぞれの色の境目はグラデーションとなっていてはっきりとした境目がないことが
セクシュアルマイノリティを表すにはぴったりなんですね✨

レインボーフラッグはイベントやパレードで多く使用されているだけではなく、LGBT当事者だけではなく理解のある人(Ally)を示すサインとして表している方も多いので、
仲間や理解者を探す際には虹マークを🌈探すといいかもしれません。


本日はLGBTを理解する上で大切な考え方や、言葉を紹介させていただきました。 少しでも多くの人にセクシャルマイノリティについて知ってもらいたいので、シェアしていただけると嬉しいです。こんなことも知りたいなど
コメントで要望や質問もお待ちしております。

私は、Twitterにてセクシャルマイノリティで悩んでいる
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自分のセクシャリティが解らないや、自分ってヘンなのかな?
と感じて辛い思いをしている人は是非相談してみてくださいね。

セクシャルマイノリティについてもっと知りたいという方は
こちらのマガジンの記事も読んでみてください。

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