荒川央先生のレクチャー3
「西洋医学は病気の症状が治療対象です。でも症状は、病気が起こしているものもあれば、そうじゃないものもある。つまり、体が病気を治そうとする、その改善プロセスが症状という形をとって現れていることもある。典型的には風邪です。熱が出たり咳が出たり。ああいうのは体がそういう症状を起こすことで、抵抗力を高めて病原物質を追い出そうとする作用だと言えます。
あるいは高血圧。医者はこれを症状と見て、すぐに降圧薬を処方しようとしますが、なぜ血圧が高いのか、その背景を考える必要があります。体は、末