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弱視、目が見えにくい子どもに役立つツールを体験を通して紹介💖

子どもの弱視を知った瞬間、親は自分を責める…。
経験があるから、言えることだ。

しかし、現代は、その不自由さをサポートしてくれるツールがあるからありがたい。
最初のツールを与えるまでの思いを先に語りたい。

葛藤:我が子の弱視を受け入れるまで😢

我が子の目の異常に気付いたのは、生後4ヶ月頃だった。
視点が合わないし、黒目が時々痙攣する。

その頃は、ネットで調べるという事が普及していなかったので途方に暮れた。

今なら、ググるだけで、何をどうすれば良いかわかるが…。

悩んだ末に、近くの眼科を受診したが、赤ちゃんを診れないということで、大学病院を紹介された。

大学病院では、若い女医がいくつか検査をしたあとに、『この子は直ぐに失明します』とだけ!女医に『教授に見て頂けませんか?』と願ってみた。
すると、少し待つように指示があった。

それから、8時間待たされた後に、
『診れない』とナースから伝えられ、
どん底に突き落とされた。
しばらく動けなかった。

この子の目は治るのか?
失明するのか?
葛藤の末、ある考えが浮かんだ!

医療は進んでいるから、
「医者でも絶対失明すると言えないのでは?」

自分を自分で慰めて、「ここには絶対来ない」と思った。
そして、病院を後にした。

それから、18年….。
弱視で不自由を仕入れられているが、
子どもは普通に近い生活をしている。

それができるのも全てITのおかげだ!

同じ悩みを持つお子さんやママの為にこれまでのことや役立つツールの紹介を含めて記事にしていこうと思う。

なぜならば、私と同じように悩み苦しんで欲しくないから。
少しでも悩みや苦しみを軽減できるよう願っているから。

子どもの状態は、TVドラマや漫画本にある『恋です!ヤンキーくんと白杖ガール』のユキコさんに近い感じで、今はまだ彼女よりもまだ少し見える感じ。
ドラマを観た人は、想像できると思う。

不安:最初に与えたIT機器は・・・?

1歳になった頃、テレビ画面の顔をくっつけるようにして画面を見ていた。
良く見ると、10cmくらい顔は画面から離れている。

しかし、テレビ画面は、よだれで直ぐに汚れてしまう始末だった。

私は子どもの様子を見て不安になった。
その時のテレビ画面は、26型だった。
だから、テレビを画面を42型に替えた。

すると、50㎝~1mくらいは離れて観るようになった。
時々、テレビに近づくが注意すると離れた椅子に座って観る。
この繰り返しだった。

現在は、60型でネットに繋げているので、子どもにとって最強のツールになっている。

動画やyoutube、検索だってTVでできるからだ。
私には字が大きすぎて使えないが…。

希望:次に与えたのが今でも超最強のツール!

3、4歳の頃にiPhoneの初代が発売された。

2台購入したが、普通にガラケイの携帯を持っていたので、使い方が良くわからないiphoneは、セカンド扱いだった。

取り扱い説明書も全部英語だし、AUに尋ねても、らちが明かない始末だった。

我が家では、出先での子どものオモチャみたいになっていた。シリが良い遊び相手だった。

何やっているのか良くわからなかったけど、
楽しく会話していた(笑)

次にゲームをするようになった。
もちろん、ずっと持たせているわけではなく、
必要な時に遊ばせていただけ。

この初代iPhoneは、長く使っていた。
iPhone5が発売されて初めて買い替えた。

子どもの遊び道具以外に使うことがなかったから、
不自由もなかった。

予想外:子ども携帯を持たせてみた(警報付)

小学校に上がった時…
kids携帯を持たせた。
塾や習い事の送迎時に必要だったから。

小学校の黒板が見えないのに普通学級に入れた。
黒板が見えないので、先取り授業で塾が必須だった。
もちろん、個別対応の塾だ。

毎日、塾に行く。
終わったら子どもから、
連絡を私にするようにしていた。

そんな毎日だったが、ある日…
kids携帯のヒモを引っぱってしまい、
警報を鳴らしたあと怖がって使わなくなった。

弱視なので、耳が発達している。
私の想像を超える音がしたのだろう。

仕方がないので、塾や習い事に行くときは
私のiPhoneを持たせた。
私は、ガラケイも持っていたので、それで連絡が取れた。

光:小5でiPhoneを与えた結果

私の初代iPhoneで遊び慣れていたので、
子ども用に買ったiPhoneを手にして凄く喜んでくれた。

iPhoneにはアクシビリティが豊富で、
目が不自由な人にも使いこなせるようになっている。

画面は、見えやすいように白黒反転にしたり、字の色や大きさを替えるなど、カスタマイズした。

わからないことはググるし、道に迷うこともない。
視野が狭いし、周りが良く見えないので、
案内してくれるiPhoneは非常に便利だ。

普通の人からは当たり前のことだが、目の不自由な人にとっては
当たり前が当たり前ではない。

言葉で表現するのは難しいけど、同じ立場にいる人には伝わると思う。

まとめ:弱視用のツールを体験を通して紹介

今回は、テレビを大型に替えたことや
iPhoneが便利がお勧めであることを紹介した。
iPhoneのアクシビリティを使っていることも含めて。

次回は、iPhoneをもっと便利に使うためのアプリを紹介したいと思う。

なぜならば、私は、弱視や盲目の方のITサポーターだから。
私ができることをやっていきたいと思う。

このページは、弱視の方や盲目の方が
ツールを使うことで読めるように意識して書いた。
誰かの役に立ちつ事を願いながら…。

最後まで読んでいただきありがとう。
感謝💖




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