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映画感想:機動警察パトレイバー REBOOT

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映画感想:機動警察パトレイバー REBOOT

*感想*
昔、放映されました機動警察パトレイバーの世界観を引きついだ完全新作の8分からなる短編作品になります。

パトレイバーは昔から好きだった作品でしたが、こうして短編でありながらも新作が制作されるとありがたいと思いました。
パトレイバー自体、他のロボットアニメと比較すると非常に特殊で、日常系のテイストを持ちながらも、ロボットデザインのかっこよさ、人間同士のやりとり、他のロボットアニメの設定と比較しても、非常にもろいが故に仕留めないと自分に生命の危機が及ぶ可能性がある。更に自分の背後には市民たちが居る。彼らを守らないけないという使命がある。
パトレイバーという作品が持っている複雑さと大胆さが好きです。

そして本作品ですが、これまでのパトレイバー持っているテイストを8分という短い時間でも保持していてよかったです。
まんま過去作設定を模写したような形式でなく、ちゃんとこの作品独特の個性を持たせているのもいいなと感じています。例えば、主人公が男性であったり隊長や遊馬ポジションが女性として外見的なデザインではありますが、この作品の色を感じました。
隊長に関しては、見ていて南雲隊長と後藤隊長を足して2で割ったようなキャラクターとなっており、また、隊長のキャラクターがポツリとつぶやく姿がどこか懐かしさもございました。
また、主人公に関しては口の悪い犯人に煽られて切れる姿もまるで太田さんや進士さんのように怒りやすい性格なのもこの主人公の個性を感じておりました。

ストーリーの展開としてはパトレイバー劇場版1作目で描かれレイバーが暴走を思い起こさせるような展開でした。下町でデッキアップするシーンはよかった思うシーンでした。また、暴れまわるレイバーの背後をとるシーンはパトレイバー劇場版2作目のワンシーンも感じられて、にやりとしてしまいました。そして、映像がクリアなのも今の時代技術でえがかれていたために時の流れをかんじました。

個人的なこのテイストで1年、いや1クールでも見てみたいとおもいました。


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