見出し画像

ドラマ感想:『City Lives』 三夜目

今回の素材



今回の話題
ドラマ感想:『City Lives』 三夜目

*感想*
今回三話目最終話が放送されました。
三話目で完全にモキュメンタリーの要素はなくなり第三者視点になっておりましたね。二話の最後で電柱やマンホールが宙を舞う応酬でございましたが、まさかあの応酬やビルで塔を形成するのが威嚇ではなく求愛行動なんだとは恐れ入りました。
求愛行動という点に関しましては2014年版ハリウッドのゴジラで監督を務めたギャレス・エドワーズさんが制作したモンスターズ/地球外生命体作品を思い浮かべました。あちらも本作品にも似たシーンが登場するのですが、本作品ではより派手なシーンとなっておりました。
非常に激しく光が交差し、まるで小さな銀河のように見えて綺麗な演出でございました。
やはり街も生物なんですね。
また、この作品の肝の設定である周囲の人間の記憶を反映しているというのが、生かされているのは静かにおおっとなってしまいました。
まさか疑似住民も元々記憶の中に登場した人物を模倣した存在だったとは。

ストーリーの話に移しすと、お互いに煮え切らない男女に街がはっきりしろよと街が急かしたのかもしれませんね。
劇中であれだけ街はやさしいと主人公が語っていたのに、ベンチ付近で二人が出会うシーンでまさか大きな触手で飲み込まれるとはおもいませんでした。街がやさしいとか嘘やんなどと思っていたが、実は二人をアシストしていたんですね。確かにやさしい。
また、街が新たに子どもを生むというのも生物といえば当然なんですが、映像としてみると不思議でした。そういった結びつきにかんしても一種の奇跡なんでしょうね。

前にも触れましたが、フジテレビの深夜ドラマってホラーやサスペンスが多いため、当然ながら最後はバッドエンドが多い中でハッピーエンドで終わっていてよかったです。また、怪獣は生物でありながら我々の常識にとらわれない生物というのが、巧みな表現で演出されるのが良かったです。
また、劇場とかで見てみたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?