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日本食ってすっごい美味い。

 3月6日、日本に帰国した。たったの3週間日本から離れただけだったのにどうしようもないくらいに出汁(ダシ)の効いた食べ物が食べたくなっている。(空港について一番にしたことは、日本向けブレンドの金丸を吸ったことだけど)

 とりあえず電車で家に向かいながらも我慢できない食欲と戦いながらLINEを返していたら、唐突に富〇そばを思い出してどうしようもなくなり大荷物のまま行くことにした。

 駅を降りて、家から逆方向にわざわざ向かい食べたのがこれ。

うますぎる。

 とんでもなくシンプルに日本を感じた。そばの独特の香りをまず味わい、つゆにくぐらせて一口すするとただいまと自然に出るくらいのうまさ。薬味もまだ入れていないワンコインほどの味のはずなのに。

 次に薬味を入れて一口。

これはやばい。

 日本で食べているときに、薬味なんて最初から入れて食べるものと思っていたのにこれはまさに革命だ。山葵のツーンとした香りにネギのアクセントも加わり日本人はなんてうまいものを安く食べているんだろうと身に染みた。

 そして、とろろご飯。(途中で米が食べた過ぎて追加で注文してしまった。)

おかわりは?

 気付いたらもうない。いくらミニとはいえさすがになくなるのが早すぎる。いや、もはや一瞬でなくなった米が食いたくて頼んだはずのとろろご飯なのに、、、米はどこ行った?とろろの悪魔的なのどごしと上にかけた醤油の絶妙な塩加減で飲み物となってしまったようだ。さすがに機内食を食べてからそこまで時間もたっていないため満腹になり完食して終了。米は朝炊いて、味噌汁と一緒に食べてやろうと決めた。

 ごちそうさまでした。

 ヨーロッパの飯がまずいとは思わなかった。国によっての個性はもちろんあるし、陸続きだから色々な文化が入り混じっていてバリエーションもあった。ただ、圧倒的に出汁(ダシ)がなかった。これが日本に帰ってきて一番に食べた安価なそばを食べて感じたことだ。

 海外にも長時間に込んだものや、魚や貝などのスープは存在する。どれも美味いし満足のいく味だと思ってはいたが深みが違った。日本という海に囲まれた島国独自の文化である醤油や出汁、薬味、など色々なものが混ざり合っての味は日本食(そば)の醍醐味と言えるだろう。

最後に

 海外旅行が好きで行く人はたくさんいるだろう。航空券もかなり安くなっていてEUの国にはビザもいらなければ国境もないくらいの国がたくさんある。そこに行くときにぜひ日本食断ちをしてから行くことをお勧めする。

 あの有名な安価なそばに込められた工夫や文化すらも感じ取れるようになるのだから。

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