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オマーン旅行(3)男女で別の座席(宗教関連)

オマーンに滞在していて少しびっくりしたことを思い出したので書きます。


1.バスでのエピソード


筆者は首都のマスカットから第二の都市「ニズワ」へ長距離バスで移動していました。始発ポイントから乗りましたが、特に混雑した様子はない。
運転手のおじさんがお気に入りの曲をバスの中で流しながらノリノリで運転しています。(こんなのありなのかよ、と少し思いました)

いくつか停留所に到着すると、だんだんとオマーニ(現地のオマーン人のこと)でにぎわってきました。現地の人、出稼ぎに来ていると思われるインド系、バングラディッシュ系、パキスタン系など様々な人種が入り混じります。(あ、ここに日本人もいたわ)


中間地点の、少し大きい停留所に来ました。


ここで20分くらいの休憩を取ります。


出発時間になりそうだったので、バスに戻りました。
すると、

あれ?

なんか気のせいなのかもしれないけど、新たに女性のお客さんが何人か乗り込んでいるな、

あれ?

なんで、その女性たちがバスの前方に座っていて、男性は後方に座っているんだ?

あれ、さっき隣に座っていたインド系の彼も後ろに席を移動しているな、


なにこれ?




事前になんとなく情報を聞いていましたが、イスラム圏では女性と男性をよく分けるという事らしいです。

例えば、イスラム圏でも特に厳格なサウジアラビアでは、ファストフード店のレジが「男性用」と「女性用」で分かれているんです。

え、なんで?と思いますよね。

そうか、このバスでも男性と女性で分かれているのか、前情報で聞いたサウジアラビアの例と似たような現象が起こっているのか、、

と、自分を無理やり納得させました。


2.なぜ分けるのか?


※あくまでも筆者の調べた範囲なので、間違っていればコメントをお願い致します。

「男性と女性を分ける理由は、女性を守るため、男性と女性でそれぞれ助け合うため」

例えば、イスラム圏の女性はヒジャーブを身に付けている方が多いです。

画像の真ん中らへんの黒い衣装がヒジャーブです。

これは、肌を見せないようにできるだけ全身を衣装で覆うのですが、
「肌を他人(特に男性)に見せないようにする→性的な目線で見られないようにする」
という意味もあります。

つまり、先ほどのバスでの出来事は、
「見知らぬ男性に近づかれないようにして、女性を守っている」
というとらえ方ができると思います。

なるほど、と思いますが、フェミニストの方がいたら
「差別だ」「男性と女性が平等じゃない」

という意見も出てきそうですね。
なかなか難しい話題ですねこれは。

トルコは割とその辺のルールが緩和されているので、女性にも優しそうですが行ったことないので実際はどうなんでしょうね?

トルコや、イスラムのルールが緩和されている国に行ったことのある方、ぜひコメントで教えて下さい!


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