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とある日本語教師の中国渡航から現在まで その1 採用情報と渡航準備

前回投稿した「中国の大学で日本語教師になるには」という記事がnote初投稿にもかかわらず2023年2月現在20も「スキ」をいただき驚いております。
気まぐれで一回きりの投稿のつもりでしたが、
せっかくなので2019年に中国にはじめて渡航してから2023年現在までのことを思い出しながら書いていこうと思います。
今回の記事は主に2019年の年明けごろの話です。

なぜ中国で日本語教師をしようと思ったか

ポジティブな理由とネガティブな理由が両方あり、ポジティブな理由は海外で暮らしてみたかったから。ネガティブな理由は自分に日本のサラリーマンができるのだろうかという不安です。労働時間が短く、海外で働ける仕事なんてそんな都合のいいものないだろうと考える人も多いかもしれませんが、中国の大学での日本語教師はその両方を満たしていたわけです。(もちろん、給料や将来の安定は日本の正社員とは比べものになりませんが…)

応募時に持っていた資格

学部、修士課程は日本語教育とは無関係な分野で、持っていた日本語教育関連資格は「アークアカデミー420時間WEB講座」修了のみでした。
このWEB講座は授業動画を見て最後に4択の問題に答えるという簡単なもので、受講代は15万円でした。ただ、現在の420時間講座は教壇実習が必須となっているため、完全WEBのみの講座は廃止されているようです。

求人情報と応募

日本語教師の集い」というサイトで頻繁に募集情報を掲載している「通途教育」という仲介業者に履歴書を送ったところ、その日のうちにこの大学はどうですかと連絡が来ました。条件もおよそ想定通りだったため、よろしくお願いしますと返事をすると、面接もなく採用が決定しました。

労働ビザ取得のための書類集め

採用が決定すると労働ビザ(Zビザ)申請のための書類集め開始です。
警察に行って犯罪経歴証明書(無犯罪証明書)を、病院で健康診断を受けて中国指定の健康診断書を、大学の卒業(修了)証明書に外務省と中国ビザセンターから認証をもらうなど多くの書類を集める必要があります。また、私の場合は420時間WEB講座の修了証明書に公証役場で認証が必要でした。全ての書類を揃え終わった後にようやく労働ビザの申請が可能になります。

※2019年時点の情報なので現在と違う点があるかもしれません。最新の必要書類は各自お調べください。

いざ渡航

必要書類を集めて労働ビザを申請しパスポートにビザのシールが貼られるといよいよ渡航ですが、この続きは次回にしたいと思います。

次→「とある日本語教師の中国渡航から現在まで その2 中国での生活と授業

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