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きっと、うまくいく(その1)

受験の季節です。
すでに進む学校が決まった方、今まさに勉強中の方、お子さんの受験を応援されているご家族の方、状況はさまざまかと想像します。
今日は私自身が経験した約40年前の受験と高校時代のことを振り返りながら、今考えていることを書いてみようと思います。
是非お付き合いください。


同級生との再会

先日、高校の友人たちと久々に集まる機会があり、改めて持つべきものは友達だなと実感しました。
現在のそれぞれの環境など関係なく、お腹を抱えて笑い合えるようなとても大切な時間を過ごしました。約20年ぶりに会う友人もいて、しかしその時間を感じさせないくらい、一瞬で親しく温かい空気が流れました。
10代の3年間を共に過ごした仲間との時間は、振り返ってみるととても濃く、間違いなく自分が生きてきた時間。高校生の時には感じなかったけれど、こうして何十年後にもつながるのだなあと実感しました。

今いる場所で懸命に過ごす

実は私自身、中学3年で臨んだ高校受験では、結果的に第一志望の高校ではない学校に進学しました。
当時は、第一志望の学校だったら、と別な道に進んだ自分を想像して、どうなっていたかなどと考えることもありました。しかし、進学した高校では結果的に、野球を再開することができたり、新しく親しい友人ができたりと、非常に中身の濃い3年間を過ごすことができました。(そしてこれらのことは今も継続して大切な事柄です。)
このことが教えてくれたのは、
「入り口がどうであれ、与えられた目の前の環境で精一杯生きていると次につながる」
ということでした。

障がい者雇用は続けられるのか、父への反発

今思えば、私が大学卒業後、民間企業に就職し、海外に出て、その後日本理化学に入社した時もそうでした。
少子化が進む中で、チョークの生産だけでは経営が成り立たないという危機感、自分たちの未来をどう作ればよいか、次の経営を考えれば考えるほど焦りが生まれていました。
先代の会長(父、大山泰弘)をはじめ、経営にかかわる先輩方へ本気で、障がい者雇用を継続することと経営の両立がかなうのか、このままでいいはずがない、と意見をしました。
会長は私が何を言っても、
「チョークは大丈夫だ」
「障がい者雇用はやめない」と言うばかり。
「目の前のチョークの製造・販売ができていなければ、先のことはついてこない。」
「今をないがしろにして先のことばかり考えても仕方ない。目の前のことに精一杯取り組むことで、きっと次につながる。」
これが父の考えでした。
父はぶれることなく一貫していました。
当時は反発する気持ちがあり受け入れられなかったことも、私が社長を継いで経営の立場となり、この言葉のもつ意味を実感しています。

目の前のことに真剣に向き合った先に

ただ願望するだけでなく、今を懸命に生きることで次につながるー

目の前のことができない人間に先のことなんてできないー

父からの教えとして、今私が実践していることです。
目の前のことを一生懸命することで、次につなげることは、仕事だけでなくすべてのことに共通することのように思います。

今、まさに受験に向けて集中している皆さんのご健闘を、そして、望む結果が得られることを心よりお祈りします。
今の皆さんの努力が、必ず未来につながってることを信じていてください。
応援しています。

kitpas 
きっとうまくいきます。

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