見出し画像

『梅雨』公開&解説

今回は久々の手描きアニメ『梅雨』が公開されました。

今回は作った経緯について解説します。

1. キッカケ

最初に『梅雨』を作ろうとしたキッカケは、雨の日に傘を使っている際にふとアイデアが出てきて、作ってみたいと思ったからです。最近は手描きアニメを作ることがなく、TwitterやYouTubeで動画投稿頻度が減って、なかなか広がらないことに落ち込みかかっていました。フォロワーは下がり続けていて、何か作りたいと思った矢先に傘を使った手描きアニメが思い浮かびました。

2. 撮影

撮影の自宅の一室で行いました。カメラはスマホを使って、三脚で固定しました。当初は『Letter』で行って主観視点のシーンを入れる予定でした。しかし、撮影してチェックしてみると、傘の配置構成が偏っていて素材になりませんでした。
なので、三脚を使って固定したカメラで横向きの状態を撮影しました。今回は3パターンを撮影しました。

①片手を上に挙げる場面
②傘を取り出す場面
③傘を開く場面

3. 作画作業

撮影した映像はJPGに変換し、1秒間に数十枚の画像を書き出しました。今回は120枚近くとなりました。120枚の画像をPhotoshopで作画しました。配色は人物・衣類の輪郭、髪、傘を黒と灰色で使い分けました。灰色もRGBの数値を調節して境目のメリハリはハッキリしました。

4. 編集作業

作画した素材はAfterEffectsに読み込み、編集を行いました。
背景となる平面レイヤーを白色にして、モノクロのアニメにしておきます。
元になるモノクロアニメのレイヤーに調節レイヤーで配色を変えました。白、黒、そして灰色の3色となったため、エフェクトの『トライトーン』と使いました。今回は梅雨のイメージとした青色をベースに調節しました。
輝度&コントラスト』『トーンカーブ』で微調整しました。
雨の描写は『フラクタルノイズ』で荒れた線のような質感にしてみました。その方が映像との雰囲気に合うを思ったからです。

5. おまけ

以上で解説はここまでになります。おまけとして、傘を取り出して開くシーンをピックアップした縦長サイズによるショートアニメも公開しています。
よかったらこちらも見てください!

最後まで読んでくださりありがとうございます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?