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夢日記 | ミイラ取りがミイラになったような話

2024年4月7日 22:00~2:00

ある少女のブイログを見ている。
ある日の学校の様子を映しているが、どこで撮られたものか分かっていないらしい。まだ発見されていない土地なのだろうか。校舎の真新しい雰囲気を見るに、時代や生活圏はそれほど離れていないようだが、果たしてこの映像が解明されていないのはなぜだろう。少女はもとい、他の生徒の身元や行方も分かっていない。
校舎の各階から別棟の理科室や講堂までカメラを回しながら隅々まで紹介している。窓を見るとまだ雪の解けていない急斜面の山が眼前にそびえているのが分かった。もはや山の麓のような場所だった。ヒントはそれぐらい。
職員室にも堂々と入っていき、一旦は先生達から注目の的にされるが、職員室に無断で入室することも校内での撮影も特に禁止されていないらしく、気に留めずに通り過ぎる先生もいるほどであった。

通り過ぎた教師のうち、パーマの中年男性の教師の授業を控えているらしい。次に入った教室にはその教師がいた。
その人は竹刀を手で遊ばせていた。そして授業が始まるや否や、過去のパワハラが当たり前の風土を過去の戒めとして紹介し始めた。その話をするのに竹刀は説得力にかけるなと思いながら聞いていたが、自分はその毛が一切ないと言いたげな様子。しかし自分の話に夢中になってしまったのが災いして、過去に体罰をしていたことを示唆してしまう。

竹刀教師の授業が終わると、数十人が数名ごとのテーブルに分かれて座っていた。少女のカメラ視点ではなく、いつの間にか自分の視点に切り替わっていた。各テーブルでボードゲームをしている。ところどころ蚊が飛んでいたが気にしていなかった。
ハングルと数字が書かれた駒を使うゲームをしているらしい。皆なんとなくルールは分かっていてスムーズに進行しているが、当グループは韓国語を判別するのに苦心していると、元韓国アイドルをしていた先生が見かねて来てくれた。グループはそれだけで謎の達成感に包まれた。

その先生は数字の読み方、覚え方を教えてくれた。韓国語は知らないとただの文字の羅列に見えるが、一度覚えてしまえば簡単に身に付きそうだと思った。今思えばメンバーは全員日本人のはずだったが、先生が分からないと困るだろうと思い、自分はつたない英語で会話していた。
教えてもらったルールをもとに駒を置いていく。12番の駒を絶対に違う場所に置いてみせると、その先生とメンバーが笑ってくれた。
右隣の男子生徒に「面白いね君。」と言われた。いつもそうだ。人間関係において、自分はいつだって最初だけ調子がいい。

すると、その右隣の生徒が突然叫び出した。
反射的に椅子から立ち上がりながらそちらを見ると、首に直径10センチ弱、全長3mほどの大蛇が首に巻きついている。
助けて!動けない!ということを英語で言っていた。
周囲もパニックになっているところ、自分は蛇の頭を押さえつける刺股のようなものか蛇をおびき寄せる何かがないか、辺りを漁っていた。毒蛇の可能性もあるため迂闊には触れない。ただ、何もしなくても蛇は徐々に外側を向いて這っていき、我々は待っているだけでよかった。
必死にその男子生徒を勇気づけ、蛇のしっぽが離れた瞬間にその男の子へ駆け寄った。肩を触って蛇がいなくなったことを伝えようとするが、蛇に怯えて目を瞑っていたため驚かせてしまった。しかし、無事何もされずに済んだので安堵した。

と、その直後、直前に食べたご飯が胃を駆け上がって来る感覚を味わう。
もう既に半分出かかっているのを手を抑えてトイレへ駆け込み、全て吐き出す。

後日、この学校の生徒が全滅したことを知らせるニュースが放送される。
それを自分は見ていた。自分はたしかにここに居た。
ニュースキャスターは次にこう言った。
「なお、死因は蚊か蛇による感染症と見られるとのことです。警察は捜査を続けており………」


起床。


結局、冒頭の少女については何も分からなかった。
起床後の頭で映像が結びつき、ミイラ取りがミイラになったようだと感じただけで、関連性があるとはいえない。
最後に感染症と報道された時に、その感染源は蚊だと思うのが自然ではあるが、たしかにあの蛇が感染源だったと考えてしまう。

韓国語の覚え方をYoutubeショートで一度見ていた。また、前日に急な運動が原因でトイレで吐いた。
蚊に刺されると異常に悪化するが、蚊にも蛇にも恐怖症はなく、トラウマもない。
人間関係において最初だけ調子が良いのは、筆者の悩み。スタートダッシュで息が切れて途中で失速するのが常だ。




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