混濁

タワマンに住み、衣食住が確保され、働かずとも生活ができ、時間も金も全て自由に使えて、ブランド品を飽きるほど持てる環境にこれから住めます。
という事になったら、私は今より状態が良くなるのだろうかとお皿を洗いながら考えた。
結果、首がギュッとなって死にたくなった。

1ヶ月弱の安定期だったのか、それからずっと下り坂。
毎日赤の他人に延々と小石を投げられ続けるような、そんな気持ちで生活をしていたけれど、いよいよもって落ちていく姿が見えてしまい。
嗚呼、何でこんな気持ちで生きていかなければならないんだろうか。
投薬は恐らくずっと続くと医師に言われた。
私は一体前世で何をしたのだろう。
死ぬまでこの状態なのは、正直耐えられない。
私はいつなら断つことが許されるんだろう。

身体の一部が無くなったり、動かなくなってしまった人達が、前を向いて生きていこうと思い行動するパワーは、素直に凄いなと思った。

普通になりたいと、昔は思っていたけれど。
私は平均的な場所で、平均的な生活を送りたかっただけなんだと最近気づいた。
家が貧乏だろうが裕福だろうが、、
こんな疾患でなかったら、こんなにも苦しい思いはしてなかったんじゃないかなと、思う。

ボロボロ泣きながら打っているこの文も、昇華される日は来ないんだろう。

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