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nizikuma
2015年2月16日 19:12
突然だが、私は自分の夫をつけている。それは決して浮気を疑っているからではない。これは復讐であり、奇襲である。なぜ復讐であり、奇襲なのか?それは私が海外出張の話を受けた時に彼は私を応援してくれ、是非行くよう言ってくれた。それが……それが……今回の発端である!私は引き留めて欲しかったのだ。「君と離れるなんて出来ない。」とか、「君がいないと生きていけない。」とか、「どうし
2015年2月12日 18:34
控え室ガチャ「おはようございま~す」「おう、お早う」「いやぁ、昨日飲みすぎちゃって朝起きんのきつかったっす。」「あんまり飲みすぎんなよ。ヒーローなんだからよ。」「そうなんすけど、久しぶりの休みだとやっぱ飲んじゃいますって。ヒーローも息抜き、怪人も息抜きってね。山田さんは?」「ん、あぁ、え~と。人に会ったりしてたな。」「どしたんすか?歯切れ悪いっすね」「ん、んなこ
2015年2月4日 08:39
蹴りたい背中があった。こっち向けって。私を見てって。そう言うと絶対「見てるじゃん」って言うと思う。そうじゃないって。そういう見るではないでしょ。仲良いとは違うベクトルを理解しろよ。まぁ無理か…ならば仕方ないやってやる今日でなくては出来ないこと笑われてもいい、伝説になってやる!隣のクラスに入る見つけた無防備な背中余裕だ一気に走る踏み
2015年1月30日 21:33
この人が犯人だなんて。この人、つまり山田サトさんが人を殺していたなんて分からなかった。何度も会っていたのに。高齢の女性である。孫の敵とはいえ、二人の人間を路上で殺すなんて。そして目の前に居る人、サトさんに話しかける。「桜子さんはここにいますね」玄関でサトさんはセーターの袖を巻りながら、笑顔で答える。「ばれちゃったのね」「もうやめにしましょう」心から訴えた。「それは出来ない