砂漠をひたすら攻める不毛の雨

砂漠をひたすら攻める不毛の雨

永遠に収穫が永遠ないのに

ひたすら引き続ける

この増悪こそ魚の盛んてる海より豊かな

夫婦間の愛より美しいものだと

存じるでしょうか?

根と言う必然的存在すら邪魔になるほどに

曖昧な水色の空すら遮る程に

ハエの緑目に似て似らずの

色の持たない砂の自分向けの増悪だ

干ばつが泣ける様に

言葉の艶では言い表せない

雨そのものの枯れつつある香りを

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