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ドル円レートが見通せない-まずコレだけみて-

こんにちは
前回はドル円レートの見通しについて日米金利差に焦点を当て、特に日本経済の数字をチェックして予測を立てました。

日本のインフレ率は4%から2%程度に収束してきており、日銀の政策修正はあるかもしれないが、あってもマイナス金利を解除する程度。日米の金利差には大きな影響がないでしょう。

8つの各種遅行指数、先行指数を見てみても、強く好景気を示すものはありませんでした。前回のnoteもぜひご覧下さい。

今回は米国の物価水準に影響する経済指標を見ていきたいと思います。
米国の金利は5%をピークに、現在4%ちょっと。日本が1%にも満たないですから、日米金利差にはほとんど米国の金利が貢献しているといえます。

従って米国の金利が上がるのか下がるのかを見通すことがドル円レートの見通しに繋がるわけですが、米国の金融政策は主にインフレ率と失業率を確認しています。

インフレ率は8%を超えていた時期は過ぎ、現在は2-4%台で安定的です。しかし、インフレ率だけを用いた計量経済学予測モデルでは、上がることもあれば下がることもあるという結果になり、役に立たないことがわかります。

米国も様々な指標を一つ一つ見ることが重要です。

これが今回のnoteで確認するべき指標です。16個も用意しました。これを全部チャート化してみていきたいと思います。

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