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星のように離れて雨のように散った 島本理生

こんにちは
杏花です♪


2020の夏休みどう過ごしてましたか?

世の中コロナ騒ぎで大変でした。でも、私2020あたりの記憶が綺麗に消えてます。
写真フォルダを見返してもペットとお菓子の写真しかありませんでした。

皆さんはどうですか?

人との繋がりが薄れてしまった。
これまで気にかけていなった過去に気を取られるようになった。

この物語は2020年の大学生の夏休み

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を題材に論文を書いている大学生の春。

過去に彼女の父が失踪。
父が最後に残した手紙は

「イオンの旅を書く、遠い旅へ向かう」

春は、父に影響されて論文を書き始めました。
(因みにイオンの旅というのは銀河鉄道の夜の中の話です)

論文を書き進めたり、仲間と話していくうちに春はこれまで気づかなかった自分の気持ちに触れていきます。


この本で大切になってくることがあります。

春の不安定さです

恋愛においても春は
「恋愛なら好きと保証してくれる人がいる」
恋人に対して
「私を愛しているってどういうこと?」
などと台詞からも不安定なことが見て取れます。


「銀河鉄道の夜」を読んだことがないので少し難しい内容でした。
春の過去と今の行動が結びついていて、紐解かれていくのと同時に少し辛くなりました。

けど、後味の心の痛さが癖になります。
爽快ってわけじゃないんですけど。

この痛さを体験してみてほしいです!

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