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名前のない料理が日常というけれど

ひとは名前のない料理を作ることが主婦・主夫の日常というけれど、料理偏差値というものがあるならわたしのそれは確実に50以下なので、毎夕、晩ごはんの献立に四苦八苦しています。
きょうは今井真美さんのトウモロコシのオムレツに、グーグル検索したらレタスクラブに載ってたキャベツのアチャール、塩トマトと枝豆の湯がいたの、そしてただの雑穀ご飯です。あ、あと、昨日作ったこんにゃく炒め。
こう書くと、名前のある料理ばっかりですごいじゃんって思うのですが、実は、本当にすごいのは名前のない料理を毎日作れる方々で、ほんと、レパートリーがなくて嫌になってしまう。名前のない料理を作れる方、それは誇れることです。ぜひ、キャベツと人参と何か材料を炒めたやつ、とか、何かを炊いたやつ、とか、Twitterに載せてほしい……そうか、これは組み合わせていい食材なのか!など、わたしが、すっごく救われるので……毎晩、冷蔵庫にあるものからなんとなく名前のある料理を作らなきゃと、頭をひねって無い知恵を絞って、レシピサイト(白ごはんドットコムが好き)を読み漁り、なんとか形を整えるという憂鬱な夕方の時間を過ごしているわたしが、すっごく救われるので……二回言ったな。

作るのもあんまり好きじゃないという、本当に主婦に向いていないね、という愚痴もありまして。そう、レシピが決まっている、ゴールが見えている、美しい写真通りに作らなければならないというプレッシャーです。うう、思い出すに胃が痛い、うつくしくそしてめちゃくちゃおいしそうなトウモロコシのオムレツ写真……。
キャベツはもう作っちゃって冷蔵庫に放り込んだのでいいんです、トマトもまあ、切るだけだし、それなりに彩り豊か。枝豆に至っては工夫のしようもあんまりない(と思っているのですが、実は深い深いコツなどあったらすみません、溺れそうです。)

まあ、毎晩何とか食卓に並ぶ程度には着地できるのですが、もう、まあ、なんというプレッシャー……わたし、気が弱すぎる!!毎日作り置きのカレーを食べていたい……。

台所に立つのが好きじゃないので、なんとか居心地の良い空間にしようと、本とかかわいいスツールを置いてみたりしています。あと、食器もなんとなく好きなものを集めています。いま、まだ、集めているところ。いじましい努力。

ちなみに、食べるのは大好きです。

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安野ニツカ
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