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王さまの本棚 50冊目

『24人のビリー・ミリガン――ある多重人格者の記録』

ダニエル・キイス作/堀内静子訳/早川書房刊

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こういう「読んだ気になっている本」の代表として、最近『レ・ミゼラブル』が挙がりました。仲さんが書いてらっしゃるレビューが素晴らしくて震えています。

この本も、もとはといえば児童虐待(幼児虐待)に端を発しているそうです。(「そうです」レベルの他人事感よ……読んだのに。)
そして、ノンフィクション。

まちがっても「おもしろい」「夢中になった」なんて書くべきじゃなかったと思っています。
不愉快に思われた方、までわたしの影響力では届かないとは思うけど、申し訳ありませんでした。
ちゃんと読み返したとき、改めてお詫びします。

ところで、こういう、『読んだはずだけど、覚えていないとかおもしろかったとか、そういう理由でもう一度読みたい本』率がものすごく高いわたし。
一度読んだだけでは(楽しいから)ストーリーを追うのが精いっぱいで、伏線や作者の意図する技巧までは全然理解できないので、好きな本は手元においていつでも読めるようにしているのが好き。
そのくせ好きになった人のことはすべて知りたいストーカー気質があるから、全集も大好きだし、ほんとお金と本棚がいくつあっても足りないです。

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