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【絵画で読む『失われた時を求めて』】読書感想 

こんにちはにどです。

本日は読書の感想を書いてみようと思います。
2022年9月25日に発売された
中公新書 吉川一義著
絵画で読む『失われた時を求めて』です。

・はじめに


【失われた時を求めて】といえば
読書好きな方なら知らない人はいないほどの
名著ですよね。
ただし・・「世界最長の小説」で、
9,609,000文字数の作品なようです・・

興味あるけど、読めないだろうなー
と思っていた所に大好きな中公新書から
発売されたので予備知識ゼロ
読んでみました。

まず、一言感想を
「読了後、読書の守備範囲が広がる!」
です。
まず"絵画"っていうだけで高尚すぎて
読めないだろうと思ってましたが、
なぜだか、自然と絵画の見方のようなものが
身に付きます(笑)

・感想


著者のプルーストはどうやら
絵画好きだったようです。
だからか、情景描写や人物像なんかを
絵画を用いて援用しています。

例えば、主人公とその恋愛相手との
やり取りを絵画を用いて表現しています。
恋愛・・と一言で表現しても、そこには
色々な感情の動きがあると思います。
それを文と絵画で考察していくといった
内容が続いていきます。

そうして【失われた時を求めて】の
エッセンスである
恋愛・死・同性愛・人種差別
というテーマを解説していっています。

【失われた時を求めて】の抄訳本
といった側面も勿論ありますが、
僕が一番読んでいて思ったのが
"絵画"の入門書のような印象を受けました。
画家知識ゼロでしたが、この本を
読んで数人の画家は覚えました。

ではなぜ、感想の
「読了後、読書の守備範囲が広がる!」のか。
それは、絵画と文を合わせて1文を細かく
考察しているので、文学の読み方が分かったからです。

文学作品特有の文の間を読むというか、
文の背景を読み込む、といった側面に
難しさを見出していたので、やや犬猿してました。
しかし、この作品は
1文を細かく読み込む楽しさ
教えてくれるので、別の海外小説にも
挑戦してみようと思えました。

おわりに


なんとなく本屋で購入した本にこそ
色々発見があるのかもしれない。
そんな読書体験でした。
やっぱり、ふらっと立ち寄る本屋は
面白いですね。

読書感想文なんて久々に書いたので
難しかったです!
でも感想文を書いてみると
読書体験を振り返れるので頭の中が
少し、まとまりました。
内容はかなり抽象的になってしまったので
今後は要約とかもしながらアウトプット
していきたいと思いました

稚拙な文ですが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回も更新したら読んでみてください!





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