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梅雨時期の「むくみ」対策

雨の日が多く、ムシムシ、ジメジメする梅雨時に出やすい症状「むくみ」「重だるさ」

漢方では「水滞」という身体の中に余分な水分が滞ることがこの時期のむくみや重だるさを引き起こすと考えられています。

身体の約3分の2は水でできています。

この水分を爽やかに巡らせ、軽やかに毎日を過ごすための方法をご紹介します。

目次
 1.梅雨時期のむくみの原因は?
 2.意識したいこと
 3.ボディワーク
 4.おすすめのツボ
 5.最後に

1.梅雨時期のむくみの原因は?

湿気が多いこの時期は体も水をためこみがちに。
余分な水は重く下半身や関節などにたまりやすくなり、「むくみ」「重だるさ」の症状を引き起こします。

また、むくみによる「冷え」に悩まされることも多いです。

2.意識したいこと

余分な水分を回収し、排出する働きをしてくれるのが「血液」と「リンパ」です。

特にリンパの働きは血液で回収しきれなかった老廃物の回収と運搬の役割があり、「身体の下水道」「身体の粗大ゴミの回収」とも言われています。

☑️リンパの流れを促す。

1)リンパの流れは「呼吸と筋肉の収縮運動」で促されます。ウォーキングやヨガなどの有酸素運動がおすすめです。

2)「毛細リンパ管」は皮膚のすぐ下にあり、軽く擦ることでリンパ還流を促すことができます。

足首から膝方向に軽く擦る。

☑️水分代謝を妨げる「冷え」をなくす。

1)とくに皮膚の近くに太い動脈が通っている「首、手首、足首」の3首と、お腹や腰まわりは冷やさないようにしましょう。

2)じんわりと汗が出るくらいの入浴がおすすめです。

☑️水分を巡らせる食材を摂る。

1)エンドウ豆や緑豆などの豆類や、茄子やきゅうり、冬瓜などのウリ科の食材。

2)ハトムギ茶、南蛮毛(トウモロコシのひげ)茶。

※熱中症も頭に入れておきたいこれからの時期。
「少量こまめに、なるべく温かく」という水分の摂り方で身体の水分を巡らせましょう。

3.ボディワーク

この時期に多い足のむくみを改善する3つのボディワークのご紹介です。

※無理のない範囲で行ってください。

Ⅰ.戦士のポーズ

キーワードは「呼吸と筋肉の収縮運動」。
呼吸に合わせて、前足を伸ばしたり、踏み込みんだり、屈伸を繰り返しましょう。

【How-to】
立ち姿勢から、片方の足を一歩前に出します。骨盤を正面に向けたまま、吐く息とともに前足の膝を曲げ、かかとの上に膝がくるくらいまで踏み込みます。吸う息でゆっくりと伸ばします。呼吸に合わせて数回繰り返します。(左右同様)
(両手は腰に添えるでもOKです。)
【ポイント】
後ろ足のかかとはしっかりと地面に根付かせ、後ろ足のふくらはぎの伸びを感じます。

Ⅱ.サギのポーズ

下半身にたまりやすい水を巡らせるようなイメージ。

【How-to】
両足を伸ばして座った「長座」の姿勢から、
片方の足を曲げ、お尻の横にセット、半分の割座の姿勢にななります。
もう片方の伸ばしている足を膝を曲げて、お腹に引き寄せ、足首または足の甲をつかみ、ゆっくりと天井方向へと上げていきます。
背筋を伸ばし、胸を広げ、上げている足を引き寄せた姿勢で数呼吸キープします。(左右同様)
【ポイント】
背筋が丸まってしまう場合は上げている足の膝を曲げ、タオルを足にかけ、引き寄せます。

Ⅲ.毛管運動

【How-to】
仰向けの姿勢から、両手両足を天井方向に引き上げます。両手両足をブラブラと細かく震わせます。
【ポイント】
呼吸を止めてしまわないようにしましょう。

4.おすすめのツボ

「湧泉(ゆうせん)」

足裏、足の指を5本曲げた時にできるくぼみの中央部。ほどよい刺激を感じる強さで約5秒押してゆっくり離すを4、5回ずつ繰り返します。(左右同様)

「泉が湧く」という文字通り、エネルギーが湧いてくるツボです。疲労回復やむくみ、だるさに効果のあるツボです。

5.最後に

最後までお読みくださり、ありがとうございます。
毎日を健やかに過ごせるよう参考になれれば嬉しいです。