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人材育成! リスキリング、始めてます。

こんにちは。西川コミュニケーションズSDGs広報チーム“つつつ”です!
今回は西川コミュニケーションズで取り組んでいる、リスキリングについてご紹介します!

リスキリングとは「職業教育の再開発」や「再教育」のこと。職業教育の中でも180度違う領域をゼロベースで学びなおすことを指します。

リスキリングはSDGsでもある!?

SDGsには目標8「働きがいも経済成長も」があります。リスキリングにはこれに関連する側面があります。経済成長と働きがいを同時に実現していこうということは、今や世界中で求められている大切な目標です。

SDGsのゴール8:ディーセントワークを推進する

西川コミュニケーションズでは2013年頃から、さまざまな「学び直し」として人材育成をしています。新しい分野への取り組みや、変化への挑戦をずっと続けてきています。


そんな数ある取り組みの中の一つとして、半年ほど前から制作部で「リスキリング」としてスタートしたプロジェクトがあります!
このプロジェクトに対して、「何をしているの?」と気になっている従業員の方は多いようです。過日の社内アンケート結果でも「”つつつ”で読んでみたい記事」でリスキリングが上位にランクインしていました。

●プロジェクトはどうやって始まったのか?!
●実際に、何をしているのか?!
取り組んでいる従業員の声も含めてお届けします!


プロジェクト開始までの道のり!

プロジェクト開始にあたって、会社から示された方針は大きく2つです。

●従業員が主体となって学習や実践を行い、新しいスキルを習得すること
●業務時間の20%をリスキリングとして割り当て、しっかり活動すること

業務時間の20%というのは、大きな数字です!
それだけの時間を捻出するためには、個人に任せきりにするのではなく一緒に仕事をする周囲の理解や、所属グループ全体の協力体制がとても大切になります。

会社が推進するプロジェクトであり、リスキリングという変化への必要性は理解しているものの、同時に戸惑いや不安を感じる従業員もいました。

新しいスキルを習得

将来的には業務に活かし、新しい仕事の開拓につなげていくことを考えているとしても、リスキリングの開始時は未来への投資の側面が大きく、最初から売上に直結するわけではありません。リスキリングに時間を割くよりも、業務で売上を稼ぐ方がいいのではないか……そういった声も上がりました。

不安を抱えたままでは、充分に意欲を発揮することが難しくなります。
社長とプロジェクトリーダーたちは何度も話し合いを行って、「リスキリングをしていることは評価される」という会社側の姿勢や、プロジェクトの方向性をしっかりと確認していきました。そうして、プロジェクトが開始されました。


取り組んでいるのは、どんなメンバー?!

制作部の「リスキリング 」としてスタートした取り組みであり、参加しているメンバーは名古屋制作グループ在籍の従業員、ほぼ全員です。

名古屋制作グループはグラフィック中心の制作部門ですが、紙媒体からデジタル化していく動きへの対応が急務でした。新しいスキルの取得を通して新たな境地へ仕事を広げていくためにも、グループ全体で取り組むことになりました!

プロジェクトが開始されると、名古屋制作グループの上長やリーダーたちは「どうしたら全員参加であると同時に、各自が主体的に進めていけるのか」に頭を悩ませました。

評価・サポートの方法はもちろん、どんなスキルを誰がどのように取得していくのか。目標の設定からゴールまで、想定されるハードルはたくさんありました。
いろいろと検討した結果、4つのチームが誕生しました!
SDGs広報チーム・bandeチーム・動画チーム・プログラミングチームです。
チームごとに、取得を目指すスキルが異なっています。

SDGs広報チーム・bandeチーム・動画チーム・プログラミングチーム

どのチームに参加したいかについては、従業員へのヒアリングが行われました。自分がどんなスキルの取得を目指すのかを主体的に考え、意欲を持って学習していくためです。


各チームをご紹介!

それでは、4つのチームが何をしているのか!? その活動内容についてご紹介していきます!各チームのリーダーからお話をうかがいました。

SDGs広報チーム

SDGs広報チームのメンバーは、同時に“つつつ”のメンバーでもあります!
広報という未経験の分野にリスキリングとして挑戦しているチームです。
このチームはOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の色合いが濃く、noteを活用しながら「会社の広報として自分たちで情報を発信していくスキルを身に付ける」ことを目指しています。

Webライティングや動画制作、HTMLメールの活用、開封率の分析などに取り組んでいます。効果的な広報活動を目指す上で必要だと思うことを自分たちで洗い出していますが、“つつつ”を構成するメンバーは名古屋制作グループの社員だけではありません。
広報に携わる社員と一緒に活動しているため、個人で学ぶことはもちろん、さまざまなことを教わりながら実践を繰り返しています!

まずはnoteを一年間継続していくという具体的な手段・目的を通して、知識や経験を積み重ねながらスキルを身につけていこうとしています。

“つつつ”の活動については、以前に記事としてご紹介しています。
ぜひこちらもご一読ください!

SDGs広報チームの活動については、今後も「“つつつ”の裏側」などの企画として公開していく予定です!


bandeチーム

西川コミュニケーションズが企画や製作から販売までを行なっているマスキングテープのブランド「bande」におけるさまざまな課題に対して、リスキリングとして新たに取り組んでいくことになったチームです。

bande公式サイト:https://bande.ne.jp/
<公式サイトはこちら>

bandeに関わる、ブランディング・商品企画・プロモーションセールス・SNS運用・マーケティングなど、これまでにチームメンバーが経験したことがないような業務を行いながら、将来的にbande以外の仕事にも学んだスキルを活用できる人材を目指しています。

現在力を入れているのは、ブランディングとSNS運用になります。

ブランディングでは市場調査から自社の強み、今の立ち位置などを検証することから始め、ユーザーの声やSNSに投稿された内容、イベントにおける来場者の行動や反応なども参考にしています。
その上で改めて自分たちが目指したい方向、他社との差別化ポイントや狙いたいターゲット像を設定し、検証・議論を繰り返しながら進めています。

SNS運用はbandeチームによるSNSへの定期的な投稿と、その投稿に対する反応の検証を行っています。今後はユーザーへの情報発信ツールとして、インスタグラムを計画的に運用していく予定です!

bande公式インスタグラム:https://www.instagram.com/bande_nico/
<公式インスタグラムはこちら!>

チームの活動はそのままbandeの実務となっています。
そのため、bandeの「BtoCへの認知拡大」と「売上向上」を目指しており、さらにBtoB受注へつなげていくことも目標としています。

bandeの新商品の企画はもちろんのこと、さまざまなイベントに参加・出店をしています。ラベル製造課と協同して、イベントでの先行販売や限定販売を実施したところ、イベントでの売り上げは大きくアップ!来場したお客さまからもご好評をいただくことができました。

社会貢献活動などSDGsを視野に入れた活動も絶賛計画中です。
これまでにも福祉の現場などに商品を寄付するといった社会貢献活動を行なっているbandeですが、さらなる実施をしていきたいと考えています。


動画チーム

動画を通じた発信やサービスを企画・制作していく」という考え方をベースとし、それに伴うスキルの習得を目指しているチームです。
実際の動画の編集スキルだけではなく、企画からディレクション、カメラによる撮影、ドローンによる撮影、モーショングラフィック、YouTubeチャンネル運用…… などなど、目指すスキルは多様です!

約3週間おきにミーティングを行い、動画編集ソフト(adobe premiere pro)・モーショングラフィックス制作ソフト(Adobe After Effects)などで
制作した動画を発表しています。
セミナーなどは各自で受講、動画制作も個人で行うことがほとんどです。そこにプラスしてチーム全体でテクニックや学び方の共有し、学習の効率を上げています!

ライトスタンドを購入。YouTubeでの限定公開チャンネルも作りました。

最終的な目標は動画の実制作受注体制の構築です。
すでに業務として動画の制作を担当したメンバーもいます!今後はさらに「受注→企画→撮影→制作→納品」といった、一連の流れを内製化できるようにもしたいと考えています。


プログラミングチーム

プログラミングの知識・技術習得を目指すチームです。
プログラムについて何が分からないのかも分からない…というような状態から始まっていましたが、ブロック崩しのような簡単なゲームのプログラム制作を試みるなど、段階を踏まえた学習をしています。
必要な知識を習得するための勉強方法や実際の作業の進め方など、高い壁にぶつかることが多くてもメンバーが興味を失わず、楽しく意欲的に取り組めることも大切だと考え、進め方の工夫をしています。

オンライン講習などを使った基礎学習を各自で行っていますが、知識を持っておられる社内の方にお願いして、チームでも講習を受けています。
メンバーによって学ぶプログラム言語はさまざまです。現在はHTML+CSS、JavaScript、GAS、Pythonなどに取り組んでいます。

大きな目標としては、社内業務改善に繋がるようなアプリ制作ができるようになることです。

実際に、チームメンバーが制作したスクリプトを業務に取り入れ、自動化や工数削減に繋げる手段として活用ができるようになった例もあります。
「画像ファイルの切り抜きパスの有無を振り分ける」仕組みをスクリプトを使用して作成し、約40%の工数削減を可能としました。

基礎知識から学ぶ内容がまだまだ多く、プログラミングチームとしては今後も知識習得の時間が続くことを想定しています。長期の計画を立てながらも、分かること・出来ることが少しずつ増える楽しさを実感しながら取り組めています!



今回は「制作部全体のリスキリング」を中心としたご紹介となりました。
“つつつ”では今後もさまざまな活動内容を取り上げていく予定です!

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