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すぐできるSDGs! 野菜おじさんのベジブロスLIFE!

こんにちは。野菜おじさんこと西川コミュニケーションズ(NICO)SDGs広報チーム“つつつ”のハセガワです。

前回の投稿からはや10か月の月日がながれ、もうすぐ1年がたとうとしております。野菜おじさんて何?というかたは前回の投稿もぜひチェックしてみてくださいね。

そろそろ活動再開ということで、今回は以前から気になっていましたベジブロスに挑戦したいと思います。ぜひ最後までお付き合いください。



🥕ベジブロスって何? 

そもそもベジブロスとは、普段料理で使用した野菜からでたヘタや皮、切れ端を利用して作る“野菜の出汁”のことです。ベジは野菜でブロスは出汁の意味なのでまさにそのままですね。
とても手軽にできて様々なメリットがあると言われています。中でも注目のメリットは3つあります。

🍄その1 野菜を余すことなく使えて、実質コストはゼロ!

普段でる野菜の切れ端、皮、種、ヘタなどは捨ててしまう事が多いですが、そんな捨ててしまう野菜をストックしておいてベジブロスに使用することで余すことなく、無駄なく野菜を使用できます。本来捨てるはずだったものを活用できてフードロスに繋がります。野菜以外はお家にあるもので出来てしまうので、基本的にはコストもかかりません。

🧅その2 野菜が持つ栄養を効率的に摂取できる

野菜には多くのフィトケミカル(機能成分)※と呼ばれる健康成分が含まれています。※果物や野菜に多く含まれ、抗酸化作用や免疫力アップなどが期待できる栄養素のこと。
実はその成分は皮や茎など捨ててしまう部分に多く含まれていると言われています。ゆっくり煮込むことでスープに栄養が溶け出し、料理の出汁に使用することで効率よく栄養を摂ることができます。


🍅その3 野菜嫌いなお子さまにも!活用できるレシピは様々!

実は野菜おじさんがベジブロスに着目した理由はまさにココです!私には現在2歳の娘がおりますが、困ったことに本当に野菜を食べません...白いご飯ばかり食べて食事が終わってしまうから、何とか野菜の栄養を摂ってほしいという想いがありました。

ベジブロスは味噌汁やスープ、カレーなど煮込む際のお水をベジブロスに代用するだけで栄養がプラスされます。
その中でも私が目をつけたのが炊き込みご飯。ご飯が大好きな娘にまさにピッタリ!炊く際のお水をベジブロスに代えるだけで野菜の栄養が摂れるのか!と思い...大袈裟に言えばまさに救世主!

ということで今回はベジブロスを作って、炊き込みご飯に挑戦したいと思います!


🥬まずは野菜を集めよう

集め方はいたって簡単。普段の料理で出る野菜の切れ端などをどんどんストックしていくだけです。皮や切れ端ではなくても半端に余った野菜などを入れてしまうのもOK。

今回は市販のパウチの袋にストックしつつ、冷凍庫で保管していく方法を選びました。

ただオススメとしては、冷凍よりは生の状態が良いそうです。凍らせることで野菜の栄養分が溶け出しにくくなる可能性があるのでストックしてすぐ調理できる方は冷蔵庫の野菜室でそのまま保存しておく方が良いかもしれません。

1週間ほど集めた野菜達、100均で売られているMサイズのパウチがいっぱいになるくらいストックできました。

りんごの皮、人参のヘタ、大根の皮と切れ端、小松菜の茎、椎茸のいしづき、玉ねぎの皮と切れ端

一部ですが中身はこんな感じです。全部集めると両手にのせて山盛りになるくらいの量になりました。

野菜はだいたい5種類くらい集めるのがオススメです。色々な野菜の旨味を引き出す事によって味に深みが出るそうです。
集める野菜は何でもOKというわけではありません。好みもありますが、キャベツの芯やブロッコリーの芯、キュウリのヘタなどは苦味が出てしまうそうで入れすぎ注意。

また茄子など色が濃い野菜は出汁の色が変化し料理によっては色がついてしまいます。ジャガイモの皮などでんぷん質が強いものは、入れすぎるとドロドロになってしまいます。

野菜の土など、汚れが気になる方は良く洗ったり、汚れた部分が気になったときは、あえて使用しないようにしましょう。ちなみに野菜おじさんは玉ねぎの皮は一番外の皮は使用せず内側の比較的キレイな皮を使用しています。

🧅ベジブロスの作り方

作り方はとてもシンプルで集めた野菜を水で煮込むだけ。
両手一杯分の野菜の切れ端などでおよそ1L分くらいのベジブロスが作れるそうです。

今回は、両手で山盛りな量だったので1,500mLほどの水で煮ていくことにしました。ここで大切なポイントはお酒を小さじ1杯分いれてあげること。お酒を少し入れることで野菜の臭みを和らげる効果があります。
野菜は水から沸騰するまで強火で火にかけて、沸騰したところで中火で20分から30分煮ていくだけ。

少し時間が立つと玉ねぎの皮から色がでていい飴色に変化してきました。
10分ほどしてもう一度見てみると...

いい色になりました。これであと20分ほど煮ていけばベジブロスの出来上がりです。

あとは鍋からザルにうつしてベジブロスを冷まします。

野菜を取り除くとこんな感じできれいな色になっていますね。思った以上に簡単で、とても手軽につくることができました。


🥣ベジブロスを味見してみた

ということでできたベジブロスを味見しようと思います。妻も気になったのか味見してみたいとのこと。2人で一口飲んでみると...

これは!甘くて...美味しくない...

これは失敗か...と思うほど美味しくない。妻と目を合わせて、ん~~。苦味は一切なくすっきりとした野菜の風味にりんごの甘味がかなり強い。あえて甘味を出そうと、ふんだんにりんごの皮を入れたのがいけなかったのか...リボベジでネギを枯らしたあの不安がよぎります。


🌽さて...炊き込みご飯を作ろう

ここまで来たら引き下がれません。もはや不安しかないですが、ことを予定通り突き進むことに決心いたしました。野菜おじさんとして野菜のパワーを信用しないわけにはいかない!
今回は子ども達も喜ぶ炊き込みご飯!ということで具材はコーンだけの甘味を生かしたシンプルな炊き込みご飯をチョイス。

2合のお米に対して通常の水の量分のベジブロスを入れます。

味付けは小さじ1杯の麺つゆとお塩を少し入れただけ。

そこに市販のコーンの缶詰めを一缶入れて、あとは通常モードで炊飯器のスイッチオン!

調味料を追加して美味しくまとめたい欲求がかなりありますが、あくまでも今回はベジブロスをシンプルに味わうことが目的なので(特に書いておりませんでしたが)出来上がりを信じて待ちたいと思います。

不安な気持ちを抑えつつ、しばらくすると部屋にご飯のいい香りが。

あれ、なんかいつもと違ういい香りがするような...ほんのりとですが野菜の香りがする?ような...とわずかな期待を抱きつつ完成まで待ちます。

そしてこちらが完成した 🥕ベジブロス de コーン炊き込みご飯🌽
見た目は美味しそうです。

ご飯もすこし色がついて、ほんのりピンクのような仕上がりに。お米も粒がたって美味しそうではありませんか。おそるおそる、味見をしてみると

え!? 美味しい!(自画自賛)

コーンの甘味とは別にご飯自体に何とも言えない甘味がチラり。野菜の味というよりは何かの旨味が追加された感じです。使用した野菜の味はまったくしません。ベジブロスを味見した時の甘味は完全に消えて、ご飯と一体化しているではありませんか。

妻にも味見してもらうと「美味しい...」まさかの展開に妻もビックリしております。

🍴子ども達に食べてもらおう

さっそく子ども達に食べてもらいました。盛り付けるとこんな感じです。

まずは一番手、野菜を食べない娘がパクり。

食べた瞬間、目がきらり!美味しそうに食べてくれています。
そして二番手は息子。

息子は「美味しいね、コレ!」と言いながらパクパク食べてくれて、気が付くと娘のお皿はからっぽに。2人ともあっという間に完食し、想像以上に喜んでくれました。

効率よく野菜の栄養が摂れるのはたしかにありがたい。
これは使える!と味を占めた野菜おじさん。今度はカレーや春キャベツのスープにベジブロスを使用してみるかと、さっそく次のレシピを調べるのでした。

参考までに今回作ってみた材料をまとめてみました。
とても簡単なので、皆さまもぜひチャレンジしてみてください!

〇ベジブロス
・野菜の切れ端など 両手山盛り
・水 1,500ml
・お酒 小さじ1杯
〇コーン炊き込みご飯
・お米 2合
・ベジブロス およそ400ml
(2合分の水分量、炊飯ジャーであれば目盛り通りでOK)
・コーン 120g
・麵つゆ 小さじ1杯(お好みで調整OK)
・お塩 少々

最後まで読んでいただいてありがとうございました。




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