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遠回り

僕たちはいつから、

早くて
便利で
効率的で
無駄がなくて
生産的で
キレイな

事を良しとするようになったのだろう。



その結果どうなっただろう。


忙しくて時間に追われ、
「したいこと」よりも
「しなければならないこと」のほうが
1日の大半を占めている。


1日を”効率的”に”こなした”ところで、
幸福度や充実度は上がらない。


「早さ」「生産性」が追及され続けるこの世界で、
僕たちは盛大に「無駄な毎日」を繰り返していないだろうか。


一見すると「無駄」とされることは、
実は「価値」だったりする。


日本酒や味噌のような時間をかけて発酵するもの、
ワインだって長年熟成させる。

人生もそうだ。
効率的に、無駄がなくスマートな人生よりも、

寄り道のように思える選択や、アップダウン、
遠回りをしてきた人のほうが
人間味もあるし、その人から醸し出されるものが違う。


みんな「上手く生きよう」としすぎなのだ。


そりゃ誰だって上手く生きれたらいい。
でもその先に到達する世界と景色は、
色んな景色を見て、経験してきた者にはかなわない。


自分の本当にやりたいことがあって、
「でもこれ無駄だな」「生産性ないよな」
と思ったとしても、それはやったほうがいい。

一見無駄に思えるようなことこそ、
その時に結果が出なかったとしても、
後になって必ずつながる。



遠回りこそ、近道になる。



自分自身で在る事、中途半端ではなく徹底的に。
資格などの「ハードスキル」はどうでもよろしい、
先ずは「ソフトスキル」に磨きをかける。その為にも強烈に自分で在る事。

西山猛郎






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