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年度末に「ラーニング棚卸し」を

いまの私を形成しているのは、経験(キャリア)と学び(ラーニング)です。

転職や異動のときには、どの部署で、どのような役割で、何をやってきたかなど、「キャリアの棚卸し」をすることはありましたが、何を学び、何を得てきたかなど、「ラーニングの棚卸し」をすることはありませんでした。

明後日から新年度。気分一新できるよう、年度末での振り返りもかねて、
はじめてラーニング棚卸してみました。これは意外にいい、おすすめです。


2030年代に求められるスキル

いまから10年後。
2030年代に求められているのは、何のスキルでしょうか?

ずばり結論は、「戦略的学習力(Learning Strategies)」です。
前回のnoteでは、メタ認知、内省、対話を続けることで、メタリーダーになると書きましたが、戦略的に何を学んでいくかが必要になるというのです。

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「スキルの未来」では英国と米国で調査し、成長中の職業に関連して将来需要が高いスキルや能力、知識をランク付けした。これは米国の調査に基づいたもの(H Bakhshi, JM Downing, MA Osborne, P Schneider「The future of skills: Employment in 2030」2017より)

ほかには、「心理学」「社会学」「教育学」「哲学」など、AIでは代替できない、人間が人間であるためのスキルや学問などが上位にあるようです。


2010年代のラーニング

私自身が学び、ラーニングに価値を見出し、積極的に投資できるようになれたのは、2012年7月以降、人事のキャリアになってからです。

数万円以上の研修、ワークショップを自費で払うとは、2000年代(20代)では考えたことすらなかったかもしれません。合計100万円以上は確実。

まず、インプットしてきたものを時系列に並べてみますと、こんな感じ。

・U理論-COベーシック(2013/7)
・システム・コーチング()
・ストレングス・コーチング()
・U理論-COアドバンス(2014/8)
Search Inside Yourself(2014/10)
学習する組織(2014/12)
クリティカル・シンキング(2015/10)
天職創造セミナー(2015/12)
・システム思考()
福澤諭吉記念文明塾(2016/10)
・Joy on Demand(2017/12)
Unlock EQ(2019/02)
・QFT(2019/03)
・AWARE(2019/04)
・システムアウェアネス(2019/06)
スウェットロッジ(2019/12)
インテグラル・ライフ・プラクティス(2020/10)

いままでこのような一覧をつくったことなかったですが、いろいろ受けてきましたなあ。。これ以外にも単発イベントや本など、挙げればキリがないですが、すべてが糧になっており、つながっているようです。

内容別にグルーピングすると、だいぶ内面系に寄っているようです。

思考系:クリティカルシンキング
内面系:U理論、マインドフルネス、メンタルモデル、天職、EI
システム系:システム思考、学習する組織
統合系:インテグラル理論、福澤諭吉文明塾

また、提供者別ですと、この5社に支えられてました。

英治出版株式会社
オーセンティックワーク株式会社
有限会社チェンジエージェント
一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート
株式会社ヒューマンポテンシャルラボ

インプットだけではなく、アウトプットも学びになっております。

・LinkedInブログ、note発信(週1ペースで、約3年)
・講演、研修、ワークショップ(年間100回ペースで、約3年)
・ポートフォリオキャリア(複数社で掛け持ち)

このように時系列、内容別、インプット/アウトプットなど多角的にみることによって、ラーニングを棚下しすることができました。


私にとって、2010年代のラーニングを総括すると、

・メタ認知、自己認知を鍛える意義を実感し、スタートラインに立てた
・たまたま興味関心のまま学んでいたら、内面発達やシステム思考を鍛え、統合していくプロセスだった
・自分自身はだいぶ満たされているので、次なるフェーズを模索中


2020年代のラーニングは?

10年後には戦略的学習力や人間力が求められ、学び続けていくことが必要になりますが、「私は何者で、何を成すのか?」の問いに向き合い続けることも必要です。

・私の存在意義は?(ミッション)
・私が実現したい世界観は?(ビジョン)
・私の提供価値は?(バリュー)

など、自分自身がこう在りたい!という像があり、その姿に近づけるよう、何が必要で、何を学んでいくかというストーリーづくりが一人ひとり必要な時代です。

もちろん、意図をもって、行く先は決めずに行き当たりばったりでも構いません。じつは、私自身も目標設定し、着実に達成していく志向はあまりなくて、流れに身を任せて、、のスタイルですが、大まかな方向性だけはもっておきたいと思ってます。

さて、2020年代のラーニングですが、昨年秋ごろから、「次は何を学ぼうかなー、私は何を学びたがっているのかな?」と想いを馳せつつ、いまいちピーンとくるのがみつかっていなくて、、ピピピピーンとくるまで待っている状態です。

戦略的に学んでいきたい一方、ピーンとくるまで待って、早半年。
まだキテません。。

たぶん半年以内くらいには、何かに飛びついている気もしますが、なんとなく思い描いているのは、このあたりでしょうか。

・内側の掘り下げ < 外側の視野拡大
・個人の能力開発 < 組織開発、社会実装
・ジャーニー1周 < ジャーニー2周目

おそらく、もう少し遠くの景色を見たくなってきたのかもしれません。

こういう領域があるよ! 次はこういうのはどう?とアドバイスありましたら、教えてくださいませー。


つい先ほど、本屋さんで目に飛び込んできた、この本。
noteも多くの方の届くように、まずは文章術を学んでいきます。


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