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「内側の世界を取り戻すマネーワーク」旅路中の景色(後編)

私にとって、必要なタイミングに、出会うべくして出会えたマネーワークでした。

価値観、メンタルモデル、NVC、スウェットロッジ、アイスバスなど、いわゆる自己探求系インナーワークは一通り受けてきましたが、このマネーワークは、自分に足りていなかったパズルのピースがピシッとはまった感があります。

前回のnoteにDay4分を追記しようと思ったのですが、書き起こし2000文字をかるく超えてしまったので、前編、後編にわけることにしました。

Day3の受講から、約1か月経ち、いくつか驚きや発見がありました。
とくに印象深いことは、起こるべくして起こったシンクロニシティです。

このマネーワークと並行して、SIY修了生コミュニティ(SIY beyond)の読書会に参加しており、各章ごとに少しずつ読み進めていく中で、私が「涅槃・滝」というパートの担当になり、それは必然だったのかもしれません。

著者の鈴木俊隆老師がヨセミテ公園の滝を観察した際の洞察です。

一つの全体としての川であるときには、水には何の感情もないかのようです。川が多くの水滴に分かれたとき初めて、何らかの感情を持ったり、感情を表現したりすることができるようになるのです。一つの全体として川を見ているときには、水の生命的な活動を感じませんが、水の一部を柄杓で汲み上げると、水の何らかの感情を経験し、その水を使う人の価値も感じます。このような仕方で自分自身と水を感じると、単なる物質として扱うやり方では水を使うことができなくなります。水は生きている物なのです。

p.198-199

この文章を目にしたときに、うぁーーっ、うぉーー!となりました。
それは、私とお金のメタファー「水槽の中の水」との対比で、

・水槽の中の水って、水槽で囲われている(分かれている)やんー
・囲われているから、いろいろな感情を持つんじゃーん
・水槽で貯めるって、典型的なストック型の投影やないかー

というジェットストリームアタック的な気づきが、一気につながったからです。滝は自然そのものであり、フローの象徴です。

さらには、水というメタファーから、上善如水という禅語、Be waterというブルースリーの格言にも辿り着きました。

ああ、水よ、友になりたい!

ほかにも、1か月の家計簿(とくに支出を細かく)をつけて見直すことで、住宅、家計、健康(国民健康保険が高い…)の費目が大きいウェイトを占めているとか、もし無収入になっても4年いけるのかとか、家族や子どもとの体験にもっとお金をかけたいとか、見えてくるものがありました。

また、子どもとお金の話題にふれるときに、言葉遣いを気をつける、意識できることが増えてきたことも大きいです。例えば、子どもがお年玉のお金(小銭)を数えているとき、妻が「お金は汚いから手を洗ってきて!」と言っているのに対して、「お金そのものは汚くはないんだけど、いろいろな人が触っていて、もしかするとばい菌さんがついちゃうかもしれないから、お外から帰ってくるのと同じく手を洗うといいね」と補足説明できたり。


と、前編(Day1~3)と後編(Special Day、Day4)の間がまあまあ長くなりましたが、ここからが後編について。

Special Day(ナーディアとの対話)

ナーディアさんは、マネーワークの開発者ピーター・カーニックのもとで学ばれ、ともに実践していく中で、日本での展開をサポーター、メンターとして関わられている方です。

2人に対してのマネーワークのセッションを目の当たりにしましたが、とにかく包容力があって愛があふれ、その場にいる一人ひとりの心が自然と温まるような、大いなる母的な在り方でした。

セッションを通じて感じたことは、このあたり。

いまも自分の中にいる傷ついている子ども(inner child)に寄り添い、「がんばってたね、大丈夫、大丈夫だよ」と声をかけてあげたい
「両親が自分をどうジャッジしているか?」というトリガーを引く準備ができたときに向き合いたい(今はその準備はない)
・マネーワークをセルフでやるより、お互いにセッションしあいたい

Day4(現在の貨幣経済との接合点を見出し未来を描く)

ナーディア作の2つのストーリーを朗読を通じて、自らの身体感覚と参加者との対話から、ともに未来を描いていく最終回にふさわしいセッション。

まだ消化しきれていない、急いで消化しようとしなくてもいいと保留できている感じもありながら、こうやったら本来の自分を取り戻していけることを知っている自分がいます。

・お金に対する投影は、これから上書き(アップデート)できる
身体感覚と内なる言葉の振り子で、再現性が高いインナーワークである
マネーワークはawarenessであり、self-compassionに通じる

再度、全体を通して

マネーワーク×ソースワーク=ソース原理は、経営そのものだという、青野さんのメッセージを受け取るとともに、あらためて私自身が得た学びを凝集すると、この3点に尽きます。

1)お金に対するパラダイムシフトじゃなく、パラダイム拡張になった(シフトしきらず、行ったり来たりできるように)
2)お金に対する自己肯定じゃなく、自己受容や他者受容になった(そういう投影になる場合もあるよね)
3)お金に対するタブー視じゃなく、向き合える、扱えるようになった(それって最高!)

私というN=1目線ですが、「内側の世界を取り戻すマネーワーク」旅路中の景色でした。旅はまだまだ続きます。むしろ、スタートラインに立てて、ようやく旅がはじまります。いっしょに旅路を歩みたい人の参考になればと思います。


さてさて、気になる次回のマネーワーク開催が、決まったようです!

Day1 4/20木曜日 20時〜22時 自分がオカネに投影している価値観を探る
Day2 5/11木曜日 20時〜22時 価値観のルーツを探る
Day3 5/25木曜日 20時〜22時 全体性を取り戻す
Special Day 6/8木曜日 20時〜22時 ナーディアとのQ&A
Day4 6/22木曜日 20時〜22時 現在の貨幣経済との接合点を見出し未来を描く

我々人間は、色々な投影を行って生きています。
オカネは自由の象徴だ。オカネは人を傷つける。などは、よく見られる投影の一例です。オカネというものに、自分の感情を紐付けて認識しているのです。
この投影が、内側の世界を触りに行くことの邪魔をすることがあります。これをワークによって取り除いていくのです。
なぜ、オカネを使うのか?というと、オカネは限りなくクリアにあなたを写す鏡だから。対人関係もあなたの投影を写す鏡にはなりますが、相手の気持ちが乗ってクリアな鏡にはならないこともあるのです。
最初の入口として、オカネに投影している自分の感情を観察してみるのがマネーワークです。


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